名探偵コナン1008話 感想&考察 あの方の正体は本当に烏丸蓮耶なのか?【サンデー感想】

まさに衝撃の展開。

今週の週刊少年サンデーの「名探偵コナン」File.1008にて、あの方の正体が烏丸蓮耶であることが明かされました。ついに「あの方の正体は誰か」という長年の議論も終わりを迎えようとしているのか。

しかし、よく考えると優作と赤井の推理には違和感を覚える部分も。二人の推理では、あの方を烏丸と断定するのはいささか早急にも思えます。

 

また、今回の話では、若狭・黒田・脇田の新たな伏線や、ラムから安室への指令メールなど見どころがてんこ盛り。

そんな衝撃の最新話について、感想と考察を書いていきます!




ついに判明した黒の組織のボス「あの方」の正体

見どころの多い最新話でしたが、まずは衝撃のラストシーンから見ていきましょう。

工藤新一「烏丸蓮耶…」
(名探偵コナンFile.1008より引用)

優作と赤井は、羽田浩司事件の現場に残されていたダイイングメッセージを改めて推理。「ASACA」と「RUM」に分けるのではなく、この8文字を合わせて「CARASUMA」と解釈するべきだと結論を出します。

これにより、あの方=烏丸蓮耶であることが発覚したわけですが…。

 

烏丸蓮耶とは?

わからない人のために補足しておくと、烏丸蓮耶とは「名探偵コナン」30巻に登場した大富豪。裏社会のフィクサーとして君臨し、半世紀前に謎の死を遂げたと言われています。

あの方のメールアドレスのプッシュ音が「七つの子」のメロディであること、組織のプロジェクトが半世紀前から進められていることなどから、かねてより「あの方=烏丸蓮耶」と考察する人は少なくありませんでした。

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違和感のある優作と赤井の推理

優作「ASACAとRUMの2つの単語に分けるのではなく…あの8文字である一つの名称だろうという結論に達したよ…」コナン「一つの名称…」
(名探偵コナンFile.1008より引用)

今回の話を読んで、真っ先に感じたのは3つの違和感。優作と赤井の推理には釈然としない部分があります。

 

1. 「ASACA」と「RUM」を合わせる必要がない

まずは、なぜ「ASACA」と「RUM」を合わせて考えようと思ったのか。

作中にはすでに、浅香とラムというキャラクターがそれぞれ登場しています。そのため、黒の組織との関連を示されていない烏丸と結びつけるよりも、2つの単語を分けて考えたほうが推理としては妥当。

 

また、優作も赤井も「ASACAとRUMを組み合わせたらCARASUMAになったから、組織のボスは烏丸だな!」なんて安直な推理はしない人物。つまり、二人が烏丸を疑うからには、アナグラム以外の根拠も入手しているのが濃厚です。

 

しかし、そんな根拠があるなら、コナンがすでに気づいていてもいいような。なぜなら、コナンは優作より組織の情報を持っており、さらには赤井より高い推理力を持っている。二人に推理できる内容なら、コナンにも十分推理できた気がします。

いずれにせよ、その「根拠」がなんだったのかは改めて考察したいポイントですね。

 

2. コナンではなく優作があの方の正体を看破

コナン「これはオレの事件だ!オレが解く‼︎父さんたちは手を出すな‼︎」
(名探偵コナン6巻より引用)

かつてコナンは、黒の組織に関する一連の事件を「自分の事件」だと話し、優作に手出ししないよう求めました。しかし、今回の推理が正しかった場合、結局あの方の正体を暴いたのは優作ということに。

そもそもミステリー作品として、敵の親玉の正体を暴くのが主人公ではないのはどうなのか。

組織編において、青山先生は常にコナンを探偵役のポジションに置いてきました。あの方の正体を暴くという最重要シーンで、そのルールを破るような真似をするのは違和感があります。

 

これについては、今後の争点が「烏丸蓮耶は何者なのか」になることを示しているのかも。

烏丸は生きていれば140歳。現在は身分を偽るなど、特殊な方法で生存していると予想されます。つまり、コナンの役割は「あの方の正体を暴くこと」から「烏丸蓮耶の正体を暴くこと」へとシフトしたのではないでしょうか。

 

3. 「CARASUMA=あの方」とはならない

そして3つ目は、なぜ「CARASUMA=あの方」と推理したのか。別に「CARASUMA=ラム」と推理することもできるわけです。

というか、作中を見ると「烏丸=あの方」とはどこにも明記されていません。サンデー編集部の出したテロップに「ついに辿りついた組織のボスの正体」と書かれているだけで、優作も赤井も「烏丸=あの方」とは一言も話していないんですよね。

これ、サンデー編集部のやらかし疑惑あるのでは(笑)。

 

あの方=烏丸蓮耶なら矛盾は生まれない

とはいえ、個人的には「あの方=烏丸蓮耶」であることに異論はありません。もともと以下の記事でも、「あの方=烏丸蓮耶(大黒連太郎)」の可能性の高さには触れていました。

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2017年12月3日

 

烏丸なら、ボスに関する多くの情報が矛盾しません。

たとえば、メールに日本語を使っていることや、「七つの子」をメールアドレスに設定している点からボスは日本人だとわかりますが、烏丸なら問題なし。

また、ピスコの「長年仕えた」という発言などからボスは高齢者だとわかりますが、これも烏丸なら矛盾は生まれません。

その他のボスの情報については、上記の記事をどうぞ。

 

羽田浩司を殺害したのは烏丸蓮耶?

また、羽田浩司のダイイングメッセージを「CARASUMA」と解釈するなら、羽田浩司を殺害したのはボス自らということになりかねません。しかし、ジンは羽田浩司事件のことを「ラムのぬかった殺し」と表現しているため、実行犯はラムという見方もできる。

となると、考えられるパターンは2つ。

  1. 実行犯はラム。しかし、羽田浩司はダイイングメッセージにボスの名前を残した
  2. 実行犯は烏丸。しかし、表向きにはラムが殺害したことになっている

 

今さらではありますが、羽田浩司がただ巻き込まれただけの人物じゃないことは決定的になりましたね。

①の場合はボスの正体を見破っていたことになりますし、②の場合はボス自ら手を下さなければならない対象だったということですから。

 

ラムは安室を疑っている?

さて、烏丸ネタが長くなってしまいましたが、ほかにも気になるところ満載の1008話。

ついに映画「純黒の悪夢」以来、原作では初のラムのセリフも登場しました。

ラム「工藤新一の情報を要求する Time is money! 急げよバーボン」
(名探偵コナンFile.1008より引用)

気になるのが、なぜラムは安室に新一の情報提供を求めているのか。組織内では、バーボンはシェリーの調査のために小五郎へと接近したことになっており、新一の情報を持っているとは思われていないはず。

 

安室「了…解…」
(名探偵コナンFile.1008より引用)

安室の焦った反応からしても、新一の情報を求められたのは安室にとってイレギュラー。ということは、水面下でラムから新一の調査を依頼されていた、とかではなさそう。おそらく「持っていると思われていないはずの情報を持っていると見抜かれた」ことに焦っている。

 

となると、ラムは安室の行動をチェックしていたことになります。

もしかしたら、安室はラムにスパイであることを疑われているのではないでしょうか。「Time is money!」という言葉には、情報提供に時間がかかるほど疑惑は深まるぞ、という脅しの意味も込められているのかも。

 

ちなみに、この描写からは「ラムは新一の情報を持っていない」こともわかります。つまり、コナンの正体を見抜いている若狭や、コナンがただ者じゃないことを知っている黒田はラムではないということに。

 

脇田の怪しげな行動

脇田「お隣さんなら何か事情をご存じなんじゃないかと思って立ち寄ったんでさぁ!」
(名探偵コナンFile.1008より引用)

工藤邸の騒ぎについて、阿笠邸に事情を聞く脇田。

寿司の出前でたまたま近所を通ったらしいですが、結局そのまま寿司を持ち帰っているので口実。となると、目的は工藤邸の視察でしょうか。

 

しかし、ただの視察目的なら阿笠邸は無視すればいい。わざわざ阿笠邸を訪ねたのは、明確な目的があったからだと思われます。

たとえば、脇田はあらかじめ阿笠と新一の親しさを把握したうえで、事情を知っているか聞くことで阿笠がしらばっくれるかを見ようとした、とか。

 

黒田と脇田のスマホの一致

また、今回の話ではFile.1005に引き続き、黒田と脇田のスマホの一致が強調されていました。黒田に関しては、SNSの情報をPCでチェックしていても今回の描写は成り立つため、スマホの裏面を見せているのは作者の意図かと。

となると、シンプルに考えたら黒田と脇田の所属する組織は同じ、ということになりますが…。

 

また、このシーンの黒田の笑みも気になりますね。SNSの文章に笑顔を浮かべる理由はないので、安室にメールを打っていたようにも見えてしまいますが、果たして。

個人的に黒田はラムではないと考えているので、これについては別途考察したいです。

黒田兵衛の正体を考察!ラムではない根拠と浮かび上がる公安説【名探偵コナン考察】

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若狭の将棋の駒は龍馬?

若狭がキャンプ場の事件で握りしめていた将棋の駒は、どうやら「角行/龍馬」だと発覚。羽田浩司の形見なのでしょうか。こうなると、対をなす「飛車/龍王」の登場もありそうですね。

若狭留美(若狭先生)を徹底考察!正体は浅香?ラムではない根拠とは?【名探偵コナン考察】

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「Time is money!」に秘められたアナグラム

妄想レベルの考察ですが、「Time is money!」というセリフには秘められたアナグラムがあるかも。

 

「Time is money!」=「時は金なり」=「TOKIWA KANENARI」

並び替えると「WAKITA KANENORI」=「脇田兼則」

 

無理がある気もしますが、脇田は初登場回の登場人物が、

元太「今日敵のボスの側近って奴が出る回だったからよ‼︎」
(名探偵コナン92巻より引用)

なんて発言をするなど、ラムであることを暗示するさりげない描写がちらほら。

ただのミスリードかもしれないと考えていましたが、こうした描写が続くと「ラム=脇田」説も濃厚になってきそうですね。

 

タイトルの「ホラ♡」は、作者の仕掛けたトリック?

また、少しだけ気になったのが、File.1008タイトルの「ホラ♡」

蘭「ホラ♡」
(名探偵コナンFile.1008より引用)

由来となっているのはこのシーンですが、今回はボスの正体がわかる重要回。ほかにも相応しいタイトルがありそうなので、あえてこのシーンをチョイスするのは釈然としない気も。

 

これ、もしかしたら「嘘」という意味での「ホラ」なのでは。つまり、「あの方=烏丸蓮耶」はミスリードで、実際には別の人物があの方の座についているパターン。

妄想レベルの考察ですけど、青山先生はこうした目立たない伏線を張るのが大好きですからね。やりかねないと思いませんか?(笑)

 

その他、気になったシーン

梓「安室さんってクリスマスに予定とかあります?」
(名探偵コナンFile.1008より引用)

時間の流れがサザエさん方式のコナン世界ですが、どうやらクリスマスが近づいている様子。新一と蘭がカップルになったこともあり、クリスマス編も構想中なのでしょうね。

服部「あら、京都泉心高校2年の…沖田総司っちゅう工藤そっくりな剣道小僧やからな‼︎」
(名探偵コナンFile.1008より引用)

新一がニュースに写り込んでいた件について、服部はどう誤魔化すのかと思っていましたが…そうきたか。ちょっと感心した(笑)。

Twitterでもショートな考察を更新中。








15 件のコメント

  • あの方が烏丸なのは確定です。青山先生本人があの方は烏丸で30巻でボスを決めたと明言しています
    年賀状の件で作者が否定していたのはガセです。
    青山先生は、黒幕が烏丸と当てた方がいて教えてあげようとしたらしいのですが周りから止められたそうでスルーすることにしたそうです。

    そして、優作があの方の正体を暴くのも何も問題ありません。烏丸は、恐らく生きています。ジンがピスコを殺害する時にあの方直々の命令と言っていましたしコナンや灰原みたいに若返り誰かになりすましてるんでしょう。
    つまり、あの方が烏丸なのは分かったが現在烏丸がどこの誰かは分かってはいないため実は話としてはあまり進んでいません。

    コナンの役割は、その烏丸がどこの誰か正体を突き止めることだと思っています。(ちなみによく怪しまれてる阿笠と光彦は否定されてる)

    烏丸がどこの誰か、あとラムの正体なども含め今後が楽しみですね

    • コメントありがとうございます!

      あの方は烏丸で確定しましたね〜。おっしゃる通り、今後は正体の不透明な烏丸にコナンがどうたどり着くかが争点になりそうです! 年賀状については、ソースの確実なもの以外当てにしない方針で考えています。

      齢140歳となると正攻法では生きていないはずなので、若返りや不老なのか、はたまた高飛車な女の「猫(赤ん坊)の声」がヒントになるのか。美國島の事件を踏まえると、烏丸が誰かになりすましているのではなく、誰かが烏丸になりすましている線もありそうです。キーになりそうなAPTX4869の原理についても近々記事にする予定なので、よろしければご覧ください!

      ラムの正体はあの3人なら消去法で脇田っぽいけど、ビジュアルに納得がいかないので、第4の候補者いないかなって探してます(笑)。正直、サイトの公開直後にボスが判明したので意気消沈してましたが、むしろより一層考察を楽しませてもらえそうですね。

  • 私も脇田がラムの可能性が1番高いと思います。
    でも脇田がラムだとすると純黒でのラムの口調と脇田の口調は全く違うように思えるのですが、あれについて何かお考えがあったりしませんか⁇(>人<;)

    • コメントありがとうございます!

      候補者3人の中なら脇田っぽいですよね〜。純黒の口調との差については、2つのことが言えると思います。


      まず1つ目ですが、そもそも既存キャラの中にラムがいるとしたら、口調は演技です。ラムの口調と一致するキャラ自体がいませんからね。素の若狭はやや近いですが、日頃は演技していますし、黒田もラムみたいな口調では話していません。なので、脇田の今の口調と本来の口調がガラリと変わる可能性はあるかと。

      とはいえ、脇田の顔で「どきなさい、ベルモット」「私の右腕になりなさい、キュラソー」は女々しすぎますよね(笑)。でも、ドラマ「相棒」の杉下右京さんなんかは、部下や犯人を叱るときそんな口調です。また、ラムから安室への「急げよ、バーボン」は思いっきり男言葉ですし、口調から性別や正体を結びつけるのはまだ早いかなーと思っています。


      2つ目は、脇田がラムの影武者っていうパターンですね。灰原も「ラムには影武者がいたかも」と話していますし、これなら口調に差があるのも頷けます。この場合、ラムの正体はジュノ・グラスとか…ないか(笑)。

      脇田考察については近日アップするので、よろしければ読んでみてご意見ください〜!

  • すごく面白い考察で楽しく読ませていただきました‼個人的に思うのはボスは本当に烏丸なのかということです。羽田が残したダイイングメッセージによりプットオンマスカラが浅川とラムになるのはわかるのですがプットオンマスカラがそのまま黒の組織のボスの名前になるのはあまりにも偶然すぎますし優作と赤井の推理としてはいまいちかなと思っています。あと烏丸が生きていたら現実としてはあり得ない歳になっているので他の人が烏丸に成り済ましているのか烏丸自体が若返りの薬で生きているのかはわかりませんがもし後者の方ならジンも組織も’若返り’というのを認識しているのであればコナンはまだしも灰原を見つけ出すのは時間の問題なので・・・

    あと若狭先生の駒はどういう意味なのか今後の展開が楽しみです。

    • コメントありがとうございます!楽しくご覧いただけたようで励みになります!

      優作と赤井がアナグラムだけを根拠に推理してたら無理がありますよねー。なので2人はアナグラム以外の根拠も入手してると思ってます。ボス=烏丸なのは作者の発言から確定みたいですしね。

      おっしゃる通り生きていたら烏丸は140歳なので、幼児化か不老、または美國島の事件みたいに別人が生きているように見せかけてるパターンかなあと。

      となると考察のポイントとしては、40年前に幼児化や老化の薬が存在し得たかどうか、すなわち烏丸は生きているのかどうか、って部分になる気がします。そして、烏丸は館の事件のときに死期を悟って錯乱してるので、この時点では薬はなかったのかなと。詳しくは烏丸特集で掘り下げる予定なので、よろしければご覧ください〜!

      若狭の駒は形見だとは思うんですけど、どうして龍馬なんでしょうね。表の角行じゃなくて、わざわざ裏面な理由も気になります。

  • いつも面白い考察ありがとうございます。確かに「ほら♡」がホラという意味だったらたくさんの方の予想が全部ひっくり返されてしまいますね。それも面白そうです。
    ひとつ質問です。たまにRAMは山村警部と予想している方がいますがそれについてどう思いますか?
    ライトなファンなので詳しくわからない部分もあるのですが、よく顔を寄せているのは片方が義眼だからだとか、読んでいて納得してしまいました。実際ありえるのでしょうか…?

    • コメントありがとうございます!楽しめていただけて何よりです〜!

      「ホラ」については我ながらないだろうなーとは思うんですけど、もしそうだったら面白いですよね(笑)。

      山村警部は…ないんじゃないですかね。まず、ラムは新一の情報を持っていません。もし81巻の山村がラムだったら「眠りの小五郎=コナンのトリック」だと気づいているはずですし、なおかつラムは不老や幼児化についても知っているでしょうから、コナンに目をつけたら簡単に「コナン=新一」まで辿り着けます。

      また、81巻で山村は左目を瞑っていて、それが義眼である根拠とされていますが、これもおかしい。というのも、その後コナンが麻酔銃を打つ直前の描写で、山村は左目で後ろを見ています。もし義眼だったら見えていないはずですよね。

      万年筆の色が違うのは81巻だけなので、あり得るとしたらあの回だけ変装していたパターンですが、変装で声までは変えられません。山村はハイネックじゃないのでチョーカー型変声機も使えませんしね。

      ほかにも、口調の変化も結局は元に戻っているので「素は元の口調」。事件のトリックを明かすシーンでも「こんな方法で人が溺れるか」と心の中で言っていますが、これだとラムは世良以下の推理力ということになっちゃいます。

      ということで、個人的に山村説はないかなーと。参考になれば幸いです!

  • こんにちは、考察が面白くてよく拝見しております。

    私としてはボス=烏丸はどうもしっくりこないんですよね。
    優作と赤井の推理にしては…と言った具合に
    それこそコナンの知り得ない情報を持っていて
    それがイコール「あの方」に繋がったのかもしれませんが。

    ただ、なんとなく根拠のない話ですが
    ファンの間で長年言われ続けてきた烏丸説に対する
    サービスみたいな感じで受け止めるのが自然でした。

    脇田に関しては
    もしかしたらただの工藤新一ファンの可能性も
    一応残してます(笑)。
    こう考えるとスマホの一致は罠ですね。

    もうひとつ
    ラムの「工藤新一の情報を要求する」は
    工藤新一を知らないのではなく
    工藤新一の「現在を知らない」という可能性。
    フランクに言ってしまえば「工藤新一って今どうしてんの?」という感じの。

    これについては灰原が書き換えた死亡表記に疑問を持っている
    というのも、それ以前の不明表記を見ているから、など。

    タイトルのホラは私も同感で
    烏丸という大きなトラップを指しているのだと思います。

    • コメントありがとうございますー!楽しんでもらえて嬉しいです!

      ボス=烏丸はしっくりこないですよね〜。作者も明言したので決まりだとは思いますけど…。

      コナンの知り得ない情報については、もしかしたら赤井が持っていたのかなと考えてます。それは、「若狭=浅香」という情報。赤井は「浅香が世良の周辺にいる」と推察しており、浅香の正体に目星がついています。そして、若狭記事で触れたように「若狭=浅香」(しかも領域外と繋がっている)なら、赤井は「浅香≠ラム」だと知っていることになり、「ASACA RUM」の本当の意味も読み解けるということですね。

      ラムの「新一の情報を知らない」というのは、正確には「工藤新一は死んだはず」以上のことを知らないって感じですね。死んだと思っていなければ探す動機もないので、ラムはAPTXの被害者リストを所持しているor見たことがあるのは確定。組織のNo.2なので当たり前ですけど(笑)。

      「ホラ」は半分ネタでしたが、万一ネタじゃなかったらドヤりましょう(笑)

  • 映画の内容が公安の協力者を大々的に挙げていたので、ラム候補の三人のうちの誰かがラムの協力者なのではと考えました。そうするとラムは日本にいなく、かつ目が見えないのではという前提でいくと、協力者がいることも不自然ではない気がしました。羽田浩司事件で負った左右どちらかの目が負傷したのも、人によって姿が異なるのもラムではない協力者だからなのではと、当たらないだろう予想を考えてしまいました。

    • コメントありがとうございますー!
      私も3人のうち誰かが協力者、というパターンはあり得ると思っています!それなら「ギスギスしたお茶会」のオチとも一致しますし、もともとラムには「その全てが影武者だった」という話もあるので、辻褄は合いますよね。目が見えないラムを手助けする人物がいる、と仰るのも確かに納得です。

      3人の中に協力者がいるとしたら脇田だと思います。黒田と若狭じゃないのは記事に書いた通りですが、脇田に関しては判然としない部分も多いですからね。安室へのメールに毎回「Time is money」を入れるのは、差出人が脇田であることを安室に伝えるための暗号とか。

      一方で、「脇田兼則」という偽名を誰がどうやって作ったのか想像すると、おそらくラムが自分の好きな言葉である「時は金なり(Time is money)」を由来にして作ってるんですよね。そう考えると、脇田がラムでもしっくりくるなーとも思います。

  • こんにちは、はじめまして。楽しく読ませていただいております。
    居ても立っても居られず思わず書き込んでしまいました。個人的にラム候補は全て影武者なのではないかと思っております。
    そしてボスとして上がった烏丸。烏丸自身がラムじゃないかと。
    しかし生きてるとしても私はラム自身が実態のない人工知能……AIだと考えています。
    本当に突拍子もない考えですがw
    前にベルモットが仲介になって作らせていた将棋ソフトでしたっけ?それが気になっています。そこに人口知能であるラムを搭載させて何かしらよからぬことを考えているのかと……。本当に突拍子もない考えですがw
    頭の中がSF過ぎてすみません。
    また留美先生(浅香)とエレーナ先生が実は同一人物って事はないですかね。最近のサンデーで安室の回想の中に出てきたエレーナ先生の鬼気迫った印象と93巻で歩ちゃんが敵に人質に取られた時の鬼気迫った表情が同一人物?て思ってしまって。
    その後で灰原も先生に好印象を抱いていますし。根拠はないので何とも言えませんが。でもこういうのは考えているだけでも楽しいものですね。
    ブログ楽しみにしています。これからも頑張ってください。

    • コメントありがとうございますー!!

      面白い説ですね! ボス=AIは私も考えたことあります(笑)。烏丸が生きてるとしたら「幼児化or不老になっている」「本当は死んでるけど生きてることにされている」「脳だけが生きている」のどれかなので、模索して損はない可能性ですよね。

      烏丸自身がラムである可能性は限りなく低いと思いますが、ラムがやった羽田殺しの現場に「CARASUMA」のダイイングメッセージが残されていた、というのは一つの材料になるかもしれません。実行犯はラムなのに、ボスである烏丸を示すのは少しだけ違和感がありますから。

      ベルモットが仲介になって作らせていたのは、将棋ソフトではなく、板倉がもともと作ろうとしたものの「人間のために断念した」ソフトですね。ソフトの内容は明かされていませんが、板倉は特殊視覚効果の天才であり、断念した理由の一つに「目を患った」ことが挙げられているので、映像を利用したソフトだと思われます。

      ただ、それに加えて「人工知能」という発想は大いにあり得ると思います! 板倉は若い頃に「名人を倒せる将棋ソフト」を作ろうとしており、そこに「大量の棋譜」が必要なのも理解していました。つまり、ビッグデータを学習して最適解を導き出す、というAIの仕組みを知ってるんですよね。これは伏線かもなーと踏んでます。

      若狭とエレーナが同一人物だとしたら、エレーナは全身傷だらけで格闘術の達人…ということに(笑)。でも、いい線だと思います。

      記事には書いてないんですが、灰原は若狭を姉と重ねてるのかもしれません。ポイントは、若狭が子供に対して目線を合わせるポーズをとっているシーン。蘭が同じポーズの時に、灰原は姉を思い出してるんですよね。それだけでなく、安室もそのポーズの蘭を見て、エレーナを思い出してます。おそらく明美とエレーナは同じ性格設定を与えられているので、この描写の一致は偶然ではないと睨んでます。

      長文になっちゃってすみません(笑)。本当に考えてるだけでも楽しいですよね!これからもぜひ読んでください〜!

  • 何年か前のものにコメントすみません。
    私もタイトルの「ホラ♡」は蘭の心情の(ホラ♡)と思わせての、“ほらを吹く”から来ていると考えました。
    根拠は??と言われるとなんとも言えないのですが、、、 笑笑
    けどこんな急に簡単にわかるものなのか?とかコナンじゃなくて赤井さんと優作さん??とか烏丸の“か”はCAなのか?とか色々と不思議だと思っています!
    しかも、青山先生ならやりそうだなぁと 笑笑

    考察というか想像というか、すみません、、、

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    子供の頃にベルモットの変装トリックに騙されて以来、生粋のコナンファン。考察は「DEATH NOTE」などにも似た頭脳エンタメだと思います。読み物として面白くなるように「わかりやすさ」と「サプライズ」を大切にしています。本業も物書き。