名探偵コナン「ゼロの執行人」ネタバレ感想&考察。黒田兵衛の正体はウラ理事官?6つの根拠を解説




黒田兵衛は公安のウラ理事官

さて、安室をバーボンと呼んでいた黒田は、一見するとラムに見えますよね。ですが、それは違うと思います。

安室は作中で「裏の理事官」の存在を口にしました。公安のウラ理事官といえば、ゼロを統括するお偉いさん。安室の直属の上司ということですね。

黒田はおそらく、このウラ理事官ではないでしょうか。根拠は6つ。

 

根拠1. ウラ理事官なら「安室=バーボン」と知っている

「いやいや、安室をバーボンと呼んだなら黒田はラムでしょ」と思った人も多いですよね。まずはその辺りから整理していきましょう。

 

そもそもの話ですが、「安室=バーボン」という事実は、黒の組織だけでなく公安の人間も知っています。なので、「黒田=ウラ理事官」なら、安室をバーボンと呼んでも別に矛盾は生まれません。

例外としてコナンとFBIも知っていますが、FBIは安室に目の敵にされているため、安室に指示を出した黒田がFBIである可能性はないですね。

 

今回のシーンは、「正体不明だった黒田が、実は安室のコードネームを知る立場の人物だった」と示すのが目的かなと。

その上で、あえて黒田の口から「ゼロ」と言わせないことで、視聴者が「黒田=ラム」なのか「黒田=ウラ理事官」なのかを判別できないようにした。制作側の意図としては、そんなところじゃないですかね。

 

「日常的にバーボンと呼んでいたからこそ、あの場面でもバーボンと呼んだのでは?」という意見もありますが、そう決めつけるのは早いと思います。その解釈を成立させるためには、あの場面は日常的な状況でなければなりません

コナン「だよね?ゼロの兄ちゃん!」蘭「ゼロの兄ちゃん?」コナン「安室の兄ちゃん子供の頃、ゼロって呼ばれてたんだってさ!」
(名探偵コナン84巻より引用)

たとえば、コナンは安室のことを普段は「安室さん」または「安室の兄ちゃん」と呼んでいますが、安室にカマをかけるために「ゼロの兄ちゃん」と呼んだことも。このように何らかの含みを持たせる場合、名前の呼び方も変化するケースがあります。

死に際のスコッチも同様で、一度は「悪い降谷」と言ったあとに、惜別の挨拶として「じゃあな零(ゼロ)」と言い直していますね。

 

安室「公安お得意の違法捜査だ」
(名探偵コナン「ゼロの執行人」より引用)

そして、今回も日常的な状況とは真逆の「これから大規模な違法作戦を実行する」という特殊なシチュエーション。そのため安室をバーボンと呼んだのも、さまざまな含みを想定できるわけです。

 

たとえば、違法行為を行うことへの皮肉とも捉えられますよね。

黒田はもともと天邪鬼というか、人を食ったような性格なので、これはありえる可能性です。「柄じゃない」と言いながらキャンプに行ったり、いきなり管理官に就任して面食らっているコナンへと「よろしくな」と握手を求めたりしたのもその一例。

つまり、安室に皮肉を込めてバーボンと呼ぶのは、黒田のキャラクター設定とも合致します。

 

一方で、今回のシーンは一見すると「ゼロと呼んでいたらウラ理事官」「バーボンと呼んでいたらラム」というルールのもとに投げかけられたミステリー。大局観のある鋭い人なら、「安室をバーボンと呼んだのにラムじゃないなら、ミステリーとして禁じ手じゃない?」と思うかもしれません。

 

しかし、視点を変えると今回のシーン、ミステリーとしての役割は「黒田をラムと思わせるためのミスリード」のようにも見えます。

「安室をバーボンと呼ぶのはラム」と見せかけて、実は「ウラ理事官でもバーボンと呼べる」という二重構造になっているわけですね。「ウラ理事官」は今回はじめて出てきたキーワードなので、ラムと見せかけてウラ理事官でした、という筋書きはむしろ自然。

 

根拠2. 安室は公安の力を使って「はくちょう」を迎撃している

映画の終盤、「はくちょう」のカプセルを迎撃するシーン。安室は公安で押収した爆弾を、風見に手配させています。それに対し、黒田は「ぬかるなよ」と指示を出しました。

 

つまり、もし「黒田=ラム」なら、ラムは「安室=公安」だと知っていることに

ラムなら当然、安室にカプセルを迎撃させるにあたって、爆弾の入手ルートを把握しているはずですからね。仮に把握しておらず、安室に丸投げしているとしても、すんなり爆弾を調達できるコネクションには疑いを抱くでしょう。

 

しかし、ラムが「安室=公安」だと知っているのはおかしい。もし公安だとバレていたら、安室はとっくに組織を追放されているでしょう。安室自身も組織に根深い恨みを持っている(スコッチと明美、さらにはエレーナも組織に消された可能性がある)ので、両者の決裂は確実。

また、映画「純黒の悪夢」でキュラソーはラムにノックリスト(公安の潜入捜査官リスト)を届けられませんでした。なのに、ラムが「安室=公安」だと知っていたら、あの映画はなんだったんだということに(笑)。

 

そのため、ラムは「安室=公安」を知らないと考えるべき。逆説的に、「安室=公安」だと知って指示を出している黒田は、ラムではないことになります。

 

そもそも「ぬかるなよ」というセリフは、「作戦に失敗するなよ」という意味です。つまり、安室の作戦を把握しているからこそ出てくる指示。

今回の作戦にはコナン、阿笠博士、少年探偵団など、善良な一般市民(?)も多く参加しているので、安室がその詳細をラムに報告するとは思えませんよね。

となると、やはり黒田の正体は、安室に指示を出せるラム以外の人物。それはウラ理事官しか考えられません。

 

▼その他、黒田がラムじゃない根拠はこちらの記事にも。

黒田兵衛の正体を考察!ラムではない根拠と浮かび上がる公安説【名探偵コナン考察】

2017年12月20日



根拠3. ウラ理事官は映画内にいる

劇場版「名探偵コナン」には、2つの立場があります。

ひとつは「名探偵コナン」シリーズの一部である側面。もうひとつは、一本の映画作品である側面です。

 

そして、後者を踏まえると、映画内に登場した伏線は映画内に回答があるべき。でないと、一本の映画として作品性を損なうことになります。

つまり、安室がウラ理事官の存在をほのめかしたからには、ウラ理事官は映画内に登場していないとアンフェア。

 

今作でウラ理事官でも違和感がないのは、黒田ただ一人。「黒田=ラム」と提唱する場合は、こうしたメタ的な問題もクリアしなきゃいけないわけです。

 

根拠4. ラムと共闘する展開は採用されない

こちらもメタ的な考察ですが、もし「黒田=ラム」だった場合、今作は“ラムと共闘した映画”ということに。名探偵コナンは警視庁とも提携している作品なので、そんなグレーな展開は採用しないでしょう。

 

阿笠は作中で、少年探偵団に対してこう考えています。

阿笠「君たちが、日本を救うんじゃ」
(名探偵コナン「ゼロの執行人」より引用)

これは、日本の首都・東京の警察である警視庁を攻撃されると、日本の治安維持は機能しなくなると見越してのセリフ。つまり、カプセルの落下を防ぐことは、本当に日本を救済する英雄的な行動なんです。

その手助けをしているのがラムなのは、さすがにメチャクチャ(笑)。

 

「実はラムも正義の味方だった!」みたいな展開もなさそうです。ナンバー2まで裏切り者だったら、物語として茶番になってしまいます。

今作の日下部さんのように「信念は正義、手段は悪」というパターンは考えられますが、それはあの方次第って感じですね。組織のナンバー2であるラムは、あの方と似通った考え方の持ち主だと思うので。

とはいえ、このパターンは日下部さんのように、死者の出ないやり方をしないと説得力がありません。そのため、あの方は「同情できる動機」はあっても「正義の信念」は持っていない気がしますね。

 

根拠5. 黒田と安室が繋がっている場合、ラムとバーボンという関係性はありえない

そもそも黒田と安室が繋がっている時点で、両者の間柄が「ラムとバーボン」というパターンは絶対に成り立たないんですよ。

 

なぜなら、組織は一度スコッチに潜入されているから。黒田がもしラムなら、警察の立場と人脈を生かしてゼロ(公安の機密部隊)を調査しているはず。

もちろん、ゼロは誰が所属しているのかわからない仕組みになっていますが、過去に警察から姿を消した捜査官を調べるなどの手段はあります。

 

そういう意味では、同期である伊達刑事や松田刑事の死によって、皮肉にも安室の手がかりは減っているのかもしれません。

 

そして、黒田ほどの人物なら、ゼロの所属メンバーを明らかにしている可能性は高い。つまり、「安室=公安」であるとバレちゃうんですよね。少なくとも、見破られるのは時間の問題。

そんな状況下で、安室は公安を経由して爆弾を用意するでしょうか。これでは、ラムに「自分は公安の犬です」と名乗っているようなもの。

安室の右腕・風見に至っては、堂々と黒田に所属を名乗っていますし。もし「黒田=ラム」だったら、「それでよく公安が務まるな」どころではない大失態(笑)。安室としても、自分と近しい存在である風見を、黒田の目につくポジションには置かないはず。

 

根拠6. 「黒田=ラム=ウラ理事官」でもない

残る可能性としては、「黒田はラムであり、公安も牛耳っている」というパターン。デスノートでいう「夜神月はキラであり、Lとして日本警察も牛耳っている」みたいな状態ですね。仮に“ラム理事官”とでも呼びましょうか(笑)。

この場合、黒田は安室ら公安のメンバーを欺き、組織と公安のいたちごっこを演じている。そして、公安を欺くために自らの職務を全うし、日本を救済したことになります。

ロマンのある展開ではあります。黒田が「管理官」「ラム」「ウラ理事官」を兼ねる“トリプルフェイス”になるのも面白いポイント。

 

ですが、この可能性もないと思います。なぜなら「黒田=ラム理事官」の場合、安室をバーボンと呼んだ理由が、シンプルに「ラムだから」となるから。

つまり、呼ばれた側の安室も「黒田=ラム」を知っていることになります。

 

しかし、黒田がラム理事官だった場合、公安に自分がラムだとは明かさないはず。もし明かしたら、あくまでも公安に軸足を置いているように振る舞わないといけないので、組織のナンバー2という立場を生かして捜査を後押しすることになる。

ナンバー2のラムがそんなことをしたら、どんなにいたちごっこを演じようとしても、本当に組織は壊滅するでしょう(笑)。公安に疑われないためには、かなりの後押しが必要になりますから。

 

となると、黒田がラム理事官だとしたら、安室は「黒田=ラム」を知らない。

無理やり辻褄を合わせるとしたら、

  1. 安室は黒田をラムだと知らず、ウラ理事官だと思っていた
  2. だからバーボンと呼ばれても違和感を覚えなかった
  3. しかし、実は黒田はラムだった

という展開も可能ではありますが、これだと「ぬかるなよ、バーボン」の解釈もおかしくなります。

つまり、「安室をバーボンと呼んだのはラムだから。と見せかけて、実は安室の潜入捜査を知っているウラ理事官だから。と見せかけて、やっぱりラムだから」となり、ややこしすぎる。今後伏線を回収できない映画でやることではありません。

 

…と、他にも根拠はあるんですが、今回はこれくらいで。以上の理由から、黒田はラムではなくウラ理事官だと考えています。

 

▶︎最後のページでは、安室が恐れている2人の人物について考察。

Twitterでもショートな考察を更新中。








21 件のコメント

  • 黒田が公安というのは間違いないでしょう。
    しかしそれはラムを否定するものではない。
    つまりラムとは黒田(公安から潜入のスパイ)

    • 組織のNo2までスパイだったら記事内でも言われてるようにギャグにしかなりませんよね笑笑

      本編で言われないとわかりませんが、黒田=ラムor黒田=公安の選択肢しか無いと思いますね

      • >鹿波さん

        同感です!黒田がスパイでナンバー2までのし上がったとかだったら、もはや主人公交代していい活躍ですよね(笑)。スコッチも自殺する必要なさすぎますし。

        残るは黒田=ラムで公安に潜入していたパターンですが、その場合、映画でのやり取りからして安室もそれを知っていることに。安室は自分の正義を貫く人物なので、黒田をラムと知りながら公安の実権を握らせることはしないと思います。

  • 私は安室が恐れているのはベルモットなのかと思いました!安室とベルモットが血縁関係にある可能性はないでしょうか?二人ともあのお方と関連するとか?髪色が同じなのが気になります。その血縁こそがベルモットの秘密(年齢など)を暴く鍵となり、それが安室の握っているベルモットの秘密…みたいな!以前の車内でのやりとりも家族の口喧嘩っぽい気がしました。
    ベルモットとバーボン(ライでも可)のカクテルにマンハッタンと呼ばれるお酒が存在します。カクテルの女王と呼ばれるお酒なので、この二人と関連する人物があのお方ってこともあるといいなーなんて。
    この考え方の場合、安室さんは二重スパイではなく、公安にスパイとしている組織の人間になってしまいます。赤井とライバルの関係(ガンダムのアムロとシャアの関係)であるのでそうだといいなという願望も込めてます(笑)
    以前はジュディ先生と安室の目の色が同じ回があったので、実は保護プログラムをうけたきょうだい!?と思うこともあったのですが、ベルモットのほうがワクワクする展開な気がしたのでそうしました。
    だいぶドリームな考察になってしまいましたが、我慢できずコメントしました。すみません。

    • コメントありがとうございますー!お返事遅くなりました!

      なかなか面白い考察ですね! ジンですら知らないだろうベルモットの秘密を安室だけが知り得たことに理由があるのは確かですよね〜。おそらく安室が初恋の相手であるエレーナを調査し、そこからベルモットの秘密に辿り着いたと踏んでいましたが、最初からベルモットと何らかの接点を持っていたなら納得です。

      一方で、安室は自分がベルモットに殺されたときに備えて仕掛けを施しているので、ベルに親愛の情はなさそうなんですよね。あとは、ベル側は安室が公安だと気づいてないので、その辺りをどう説明できるかもネックになるかもしれませんね。

      また面白い考察をした際には教えてくださいー!私は理屈っぽく考えちゃうので、新規性のある説はあまり思い浮かばないので助かります〜(笑)。

  • はじめまして、コメント失礼致します。

    実はコナンを読んでいたのはかなり昔なのですが、黒の組織のボスが遂に判明と最近耳に挟んだので、ネットを検索して色々調べていたところこちらに辿りつきました。

    記事を一通り読ませて頂いたのですが、登場人物を全然知らなくてもワクワクする考察ばかりで、今ではまた一から読んでみたいと思うようになりました。

    こちらに辿り着くまでに他のサイトやブログも見てみたのですが、記事の内容の充実度やデザインなども含めて1番面白かったです。サイトやブログに関して無知なのですが、これは管理人様がご自身でデザインされたものなのでしょうか?(本当に見やすいです)

    結局コナンの話に関係ないことばかりですみません。これから単行本読んでいくつもりなので、話を理解した上でまたこちらの記事見に来させて頂きます。

    • コメントありがとうございます!予想外の高評価めちゃくちゃ嬉しいです〜!

      ブログに関してはテンプレートは導入してますが、基本的には自分でカスタマイズしてデザインしてます。考察という小難しいテーマを扱う以上、見やすさとわかりやすさは気をつけていたので、ご評価いただけてありがたいです。

      コナンはちょっとした日常回に伏線が潜んでいたり、頑張って考察したらある程度答えも出るように作られているので、ぜひ一から読んでみてください!その際には考察談義しましょう〜(笑)

  • はじめまして、いつも考察を楽しく読ませていただいています。
    私、コナンくんの誕生日である今日5月4日にゼロの執行人を観に行ったのですが、記事になさっている黒田の口パクについて、やはりバーボンが正しいと思います。というのも、口パクする際に、口が一度閉じていた(唇がくっついていた)ので、高木刑事が監禁された事件のときのような推理で、バ行の入っている[バーボン]の方が正しいんではないかと思いました。まとまっていない推理(といえるのかな?笑)ですが、どうでしょうか??

    これからも楽しく読ませていただきます!!頑張ってください(^-^)/

    • コメントありがとうございます!粋な日に映画を観に行かれていて羨ましいです(笑)。

      おお、唇をくっつけて発音してたんですね。口を閉じた状態からラムと言っても唇をくっつけた状態からのスタートになりますが、それとは別な感じですか?であれば、よりバーボンと言っていた可能性は高いと思います!

      応援励みになります〜!これからも楽しんで読んでもらえたら嬉しいです。

  • 黒田は公安のボスで、安室の潜入捜査そのものを指揮する立場かな、と私は思います。なので、ラムではないと考察します。また、安室はラムが誰だか知らないと思います。これも、黒田がラムではないと考える理由の一つです。

    『純黒の悪夢』の最初のシーンで、キュラソーのオッドアイを見たとき、安室は驚いていましたよね。あれは、彼女がラムかと思い驚いたわけなので、安室はラムを知らない。だから、黒田がラムだと色々と辻褄が合わなくなりますよね。

    これからも、記事を楽しみにしています!

    • コメントありがとうございます!

      おお、恥ずかしながら実は純黒は一度しか視聴しておらず、キュラソーの描写は完全に見落としていました。それを踏まえると、確かに安室はラムを知らないことになりますね。

      安室がラムを知っていた場合、原作で優作たちと共闘したらラムの正体も明かされちゃうなーと思ってたんですが、それもわからなくなりそうです。

      これからもぜひご覧いただけましたら幸いですー!

  • こんにちは。
    とても興味深い考察でなるほどなーとおもいました!
    2人の怖い男に感じでは先日発売したシークレットアーカイブスで青山先生がコナンと赤井だとおっしゃってましたね。
    今後も記事楽しみにしております!

    • コメントありがとうございます!納得感あったならよかったです!

      怖い男は赤井でしたね〜。他人の心理に敏感な安室ですが、自己分析もしっかりできているということかもしれないです。外からは恐れているように見えないけど、内側では恐れを自覚して受け入れていると。強い憎悪の中でも冷静に理性を保っている、安室はそういう人間なのかなあと思います。

      応援励みになります〜!ぜひまた来てくださいね。

  • はじめまして。コメント失礼します。
    感想、考察とあってカテゴリ違いかとも思いましたが映画のよく練られた展開に思わずコメントしたくなりました。
    全体の考察とは違いますが、映画で
    「君の言う『安室透』という男は人殺しだ」からのシーンで「自殺に追いやった」のところでカラスが飛んでいくカットがありました。
    カラス=黒の組織、自殺に追い込んだ、つまりはスコッチのことをこんなワンカットで表現するなんてとにづいた時思わず呆然としてしまいました。
    それに、まさかスコッチのことを触れると思っていなかったので………
    Hiroさんは作中でそういった発見をしましたでしょうか?
    ありましたら今度注目したいのでぜひ教えていただきたいです

    • 風見の、安室が「自殺に追いやった」という発言。これはスコッチのことではありませんよね。映画の登場人物、羽場二三一が、安室の取り調べの後に自殺したことを指しているのです。実際は、自殺したことにして生きていたわけですが、風見はそのことを知らなかったので、「安室という男は人殺しだ」という発言になったわけです。

    • コメントありがとうございます!

      確かに、めっちゃ面白い解釈ですね!!普通に演出上の描写かと思って気づきませんでした。今作には他にもウィットに富んだ皮肉が描かれているかもしれませんね。私は推理するのに夢中で、そういったところ全く拾いきれてなかったです…。

      「映画で注目するべきポイント」という意味で言えば、コナン映画は「Aという伏線を、次に出てきたBやCという伏線で推理できる」設計になってるので、そういった目線で見ても面白いかもしれません。たとえば、風見と境子の繋がりが示された後に「協力者」というワードが出た時点で、二人の関係性は推理できる、など。

      作品の傾向をつかむのもコツで、たとえば、序盤でドローンが出た時点で「今作はテクノロジー盛り込んでくるんだな」と解釈する。そうすると、家電やPCが爆発するシーンで「IoT家電を狙ったサイバーテロだな」とすんなり推理できるわけです。

      別角度の回答になっちゃいましたが、私から言えそうなのはそんな話くらいでした…(笑)。

  • 劇場に2回足を運んで分かった事を書きます。
    黒田の電話相手は赤井かもしれません。
    というのは通話中の黒田のスマホに「アンドレ」という文字が見えました。
    爆風でよくわからないシーンですが赤井がどこからか衛星のパラシュートロックを撃ち抜いたのかもしれません
    後者はただの予想ですが前者のアンドレは本当です。キャメルですよね。

    • 「アンドレ」じゃなく「アドレ」ではありませんでしたか? めちゃくちゃややこしいんですが、多分「アドレス」です(笑)。

      仮に「アンドレ」だとしたら、通話画面に表示されてる名前なので通話相手=キャメルということになります。キャメルに「ぬかるなよ、○○」と口パクの演出をしても仕方ないので、おそらく「アドレス」だったんじゃないかな〜って思います…!

      • あれ?そうだったんですかね笑
        でもあの画面にアドレスって出るのは不自然じゃないですか?
        通話ですよね
        でもエクスペリカンは出るのかな笑
        となると「ゼロ」でしょうか

        • 画面の描写がうろ覚えなのでなんとも言えませんが、確かにそれは思います。エクスペリカンは出るのかもしれません(笑)。

          記事に書いた通り、個人的には「バーボン」派です!口の形はもちろんのこと、最初の音の長さからして「○ー○○」なので、バーボンかなと。黒田はゼロを統括する裏理事官だと思ってます。

  • 安室の「愛の力は偉大」というセリフは、コナンの正体を新一だと気づいたからではなく、安室が幼少期に年上のエレーナに恋をした経験から、同じく年上の蘭に恋をしているコナンに共感したためではないでしょうか?
    それだったらつじつまも合うし、ほっこりしますよね(笑)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    子供の頃にベルモットの変装トリックに騙されて以来、生粋のコナンファン。考察は「DEATH NOTE」などにも似た頭脳エンタメだと思います。読み物として面白くなるように「わかりやすさ」と「サプライズ」を大切にしています。本業も物書き。