名探偵コナン1032話 感想&考察。若狭留美と羽田浩司殺人事件の関係とは?【サンデー感想】

名探偵コナン1032話「山菜採り」の感想&考察です。

今回の描写で印象的だったのは、若狭留美の回想シーン。これにより若狭の正体、そして17年前の事件が輪郭を帯びてきました

ということでこの記事では、

  • 回想シーンから考える若狭留美の正体
  • 17年前の事件で何が起きていたのか?
  • ジンの言う「抜かった仕事(ころし)」の意味
  • 善田の仕掛けたトリック

など、名探偵コナン1032話から気になったシーンを考察します。

 

ネタバレ注意です。 



1. 若狭留美の正体は浅香?

さて、冒頭でも話した通り、1032話で最も重要だったのはこのシーン。

「こ、この臭い…血!?」
(名探偵コナン1032話より引用)

若狭は血の匂いを感じ、羽田浩司の遺体を咄嗟に思い出しています。

ここから読み取れるのは、若狭は17年前の事件現場を肉眼で見ているということ。それも血が乾く前、つまり羽田の死後から時間を置かずに現場へと訪れたということです。

 

これにより「若狭=浅香」の可能性はさらに上がったと思います。

まず、大前提として浅香はラムではありません。羽田の残したダイイングメッセージは、ASACAとRUMを分けるのではなくCARASUMAと解釈するのが正解でした。これは裏を返せば、浅香とラムは別人ということ。

 

そして、浅香の特徴は、

  • 女性
  • 敵を制圧する能力に長けている
  • 17年前の時点でボディガードとして働ける年齢

の3つ。これに該当するのは若狭とメアリー世良の2人しかいません。

 

今回のシーンにより、その片割れである若狭が事件現場にいたことが確定した。

ただでさえ「メアリー=浅香」である可能性は極めて低かったので、浅香の正体は若狭へとさらに傾いたと言えるでしょう。

 

2. 徐々に見えてきた羽田浩司殺人事件の全貌

また、今回のシーンから読み取れるのは、若狭の正体だけではありません。徐々にですが、羽田浩司殺人事件の輪郭も見えてきました。

ここからは「若狭=浅香」という前提で、事件当日の動きを追っていきます。

 

事件現場に訪れたのは5人

最初に考えたいのは、17年前に事件現場へと訪れた人物。これは合計5人です。

まずは若狭、羽田、アマンダヒューズ。そして、ジンの「17年前にラムが抜かった仕事(ころし)」というセリフからして、やはり実行犯はラムだと思われます。

 

残る一人は黒田兵衛。

黒田も今回の若狭と同様、羽田の遺体を肉眼で目撃しています。つまり、どこかのタイミングで事件現場に訪れたのは確実です。

名探偵コナン92巻より引用

また、事件に直接関わっていたという赤井務武も、事件現場にいた可能性はあります。ただし確実ではないため、今回は一旦除外して考えます。

 

事件当日の5人の動き①(羽田、アマンダ、ラム)

さて、問題はこの5人の関係者が、事件当日にいかにして動いたのか。

ここで考えなければならないのは、羽田とアマンダの殺された順番です。結論から言うと、アマンダ→羽田の順番で殺されたと思います。

 

羽田は「PUT ON MASCARA」と書かれた鏡をハサミで切り、ダイイングメッセージを残しています。しかし、APTX4869を服用した人間は焼けるような苦痛に襲われるため、薬を飲まされてからダイイングメッセージを残すのは困難

となると、羽田はラムに殺されるのを予期した段階で、先回りして手がかりを残したことになります。殺されるのを予期していたということは、すでにアマンダの殺害を目撃していた可能性が高い。

 

また、羽田には抵抗した痕跡があったのに対し、アマンダにはありません。

灰原「それより引っかかるのは荒らされたまま放置されたこの部屋…組織の仕業ならこんな事有り得ない…何事もなかったように立ち去るのが彼らのやり方なのに…実際、殺された資産家の部屋はそうだったみたいだし…」
(名探偵コナン89巻より引用)

もし羽田が先に殺されていたなら、ラムの身だしなみは多少なりとも乱れ、息も荒かったかもしれません。仮にアマンダがラムと顔見知りだったとしても警戒するはずなので、無抵抗で殺される可能性は低いです。

以上を踏まえると、殺された順番はアマンダ→羽田でほぼ決まり。

 

そして、羽田の部屋にはドアノブやソファ、ティーカップ、皿などにアマンダの指紋がついていました。つまり、アマンダは羽田の部屋から自分の部屋へと戻り、それから殺されています。

おそらく流れはこんな感じでしょうか。

  1. アマンダは羽田の部屋でお茶をしてから部屋に戻り、顔見知りのラムにAPTX4869で殺された
  2. その際、羽田はアマンダに忘れ物を届けようとしたなどの理由で、ラムの犯行を目撃してしまう
  3. 羽田は部屋に逃げてダイイングメッセージを残すも、追ってきたラムの手にかかる

 

事件当日の5人の動き②(若狭、黒田)

では、残る若狭と黒田はどんな動きをしていたのでしょうか。ここでは黒田の正体を公安の裏理事官、17年前も公安の捜査官または一般の刑事だった、という前提で考えていきます。

 

まずは若狭ですが、ラムの策略によって現場から一時的に遠ざけられていた可能性が高いです。

ポイントは、ボディガードであるはずの若狭がアマンダに付き添っていないこと。もし若狭がアマンダについていたなら、ラムと戦ったことが想定されます。そのため、部屋はもっと荒れていないとおかしい。

仮に当時、若狭がラムと仲間だったとしても、若狭は羽田に対して特別な感情を抱いているようなので、少なくとも羽田の殺害は阻止しようとするはず。やはり部屋は荒れることになります。

 

おそらく若狭はラムの罠に気づき、急いで現場に駆けつけたのではないでしょうか。

そして、そのタイミングは黒田より先だと思います。なぜなら、若狭はラムの罠にかかった張本人なので、羽田とアマンダに迫る危険を誰よりも先に察知できるから。

仮に若狭がラムに罠にかけられたのではなく、単に退席した隙を突かれただけだとしても、やがて現場に戻ることは変わりません。そのため、やはり黒田より先に現場へと訪れた可能性は高い。

 

ちなみに、現場に2人が同時にいた可能性は低いです。なぜなら若狭と黒田は、93巻のキャンプ場の事件で初めて面識を持ったから。

若狭「まさか気になる人物を観察する為に…業火に包まれる隣のテントを野放しにしたなんてことないですよね?」黒田「ええ、不覚にも寝入ってしまって…小学校の先生がついているのなら大事は起きないと高を括っていた部分もありますが…」
(名探偵コナン93巻より引用)

若狭と黒田がお互いを探り合うシーン。

「業火に包まれる隣のテントを野放しにしたなんてことありませんよね?」という言葉は、相手を悪人であると疑っているから出てくるもの。それに対する「小学校の先生がついているなら大事は起きないと高を括っていた」という遠回しな糾弾も、同じように相手を疑っている発言。

つまり、どちらも相手をラム、または組織のメンバーではないかと疑っている。これはお互いの素性を知らないから発生する状況です。

 

まあ、若狭も黒田も17年前とは大きく見た目が変わっている可能性があるので、一概に面識がないとは言い切れないのも確か。

雨城瑠璃「ええ!中学校以来ね!」小五郎「いやぁわからなかったよ!名字は違うし、あの頃は牛乳ビンの底みたいな眼鏡かけてたからなぁ…」
(名探偵コナン37巻より引用)

たとえば、若狭の目が昔から悪かったとしたら、雨城瑠璃のように分厚いメガネをしていた可能性もある。また、黒田も当時は義眼ではなく、人相が大きく変わったのかもしれません。

とはいえ、2人は作中トップクラスの観察眼の持ち主です。人相の変化くらいは見破ってしまうと思うので、やはり17年前の時点では面識がなさそう。

 

事件当日の5人の動き③(まとめ)

整理すると、事件当日の5人の動きはこんな感じではないでしょうか。

  1. ラムが若狭を現場から遠ざける
  2. ラムがアマンダを殺害
  3. 羽田がそれを目撃
  4. ラムが羽田を殺害し、逃亡
  5. 若狭が現場に訪れ、逃亡
  6. 黒田が現場に訪れる

たった1コマでしたが、今回のシーンは17年前の事件を紐解く上で、欠かせないヒントになりましたね。

 




ジンの言う「抜かった仕事(ころし)」の意味

さて、ここまでの仮説が正しいとすると、ラムは若狭を危険視していたことになります。これは重要なポイントです。

 

まず、若狭はキャンプ場の事件で組織の気配を放っており、かつて組織に所属していたのは確実。現在は組織を抜け、名前のアナグラムを餌にラムをおびき出そうとしているようです。

裏を返すと、顔でおびき出すのは不可能ということなので、組織を抜けたのはおそらく昔。普通に考えれば、組織のメンバーだったのは17年前の可能性が高そうです。

 

つまり、ラムは組織のメンバーだった若狭を危険視していたということ。

若狭が当時スパイだったのか、純粋な組織のメンバーで裏切り者だったのかは定かではありませんが、組織に対立する意思があるのは見抜かれていたことになります。

 

そう考えると、ラムは羽田やアマンダだけでなく、若狭も始末したかったはず。

もしかしたら、ラムはもともと若狭も殺す算段だったのではないでしょうか。しかし、羽田に目撃されたことで計画が狂い、若狭を殺せなくなった。おまけに羽田には致命的なダイイングメッセージまで残されてしまった。

これこそが、ジンの言う「ラムが抜かった仕事(ころし)」の全貌なのかもしれません。

 

その他の疑問点

ということで、徐々に輪郭を帯びてきた羽田浩司殺人事件ですが、疑問点はまだまだあります。

 

たとえば、黒田はなぜ事件現場に訪れたのか。公安として事件に関わっていたのか、それとも日米の合同捜査に参加した一介の刑事に過ぎなかったのか。

そして、若狭はなぜ組織に入っていたのか。一見するとNOCに思えますが、ベルモットは過去のNOCを3人しか認識していません

ベルモット「本堂って男とFBIの赤井とあの男で3人目…ホラ、公安から潜り込んでて名前を聞く前に殺された…」安室「スコッチ…でしたっけ?」
(名探偵コナン85巻より引用)

この時点でラム編はすでに始まっていたため、おそらく若狭留美というキャラクターは水面下で完成していたはず。実はこれ以外にも、若狭=NOCを否定する描写はいくつかあります。現時点ではまだ、NOCともNOCでないとも言い切れません。

 

そして、羽田はなぜ実行犯のラムではなく、あの方の名前をダイイングメッセージに残したのか。

これらの疑問点についてはいろいろと考察していますが、まだ根拠が足りないので、改めて記事にさせてください。

 

いずれにせよ、今回のシリーズで若狭の過去はさらに明かされそう。また、教員である犯人を追い詰める際には、若狭の子供好きな一面なども見れるかもしれません。灰原が若狭を信頼した理由もわかったりしたら面白いですね。

 

事件のトリックについて

最後に事件のトリックについても少し。例のごとく殴り書きなのでご容赦ください。

 

まず、今回のトリックですが、善田が「車を人力で動かした」のかなと思います。

荒唐無稽に聞こえるかもしれませんが、現実的に可能です。車はギアをニュートラルにしてサイドブレーキを解除、タイヤを回転させるように力を加えると人力でも動きます。

つまり、被害者の死体は後から急に出現したのではない。動いたのは死体ではなく車だったということ。

 

おそらく善田はあらかじめ森の中に死体を配置し、車の右側と背後をダンボールで覆って視界を遮った。そして、死体が隠れるように車を駐車し、ピアスを落としたと言って歩美を地面へと釘付けにした上で、車を動かして死体を出現させた。

 

その証拠に、死体が見つかったコマと集合写真を見比べると、車の周囲の木が微妙に違います。つまり、車が動いたのは確実。

逆に言えば、死体は動いていないことになります。となると、死体に引きずった跡があるのは善田によるミスリードでしょうか。

 

また、元太が「何やってんだ?歩美達…」と言っているコマをよく見ると、実際に善田はタイヤの近辺にいます。左手の指に汚れが集中しているのも、左手で地面を掴んで踏ん張り、右手で車を動かしたから。

そもそも車に戻るときに歩美を指名したのは、明らかにアリバイ工作が目的。そして、若狭の同行を断ったのは、大人にはバレかねないような工作をするため。「車を人力で動かす」というのは、子供は欺けても大人は欺けない絶妙なラインにも思えます。

 

一方で、灰原は森に降り立ったときに「匂いもいいわね!」と言っています。それから風向きが変わったとはいえ、もし近くに死体があったならこのセリフは出てこない気も。

シリーズ初回ということで、これからのヒントに期待したいです。

Twitterでもショートな考察を更新中。








22 件のコメント

  • こんにちは。とても楽しく読ませて頂きました。若狭先生が羽田浩司を思い浮かべたあの1コマから、これだけの内容を考察された事に、Hiroさんはシャーロック・ホームズの生まれ変わりではないか?と心底驚きました!!

    また、若狭先生(浅香)はNOCではなく、純粋な黒組織のメンバーだった可能性もあるとの事ですが、そう言えば、キャンプ場&小学校地下道具入れの回の「犯人への脅し文句」が怖すぎるし、自宅マンション隣の部屋の殺人を予測して、新聞に自分を掲載させ「RUMにアピールする」?等、色々非情な面がありますね。

    謎に包まれた若狭先生の過去が、今シリーズでどこまで分かるのか?益々楽しみになりました!それでは、Hiroさんの考察をこれからも楽しみにしております(^^)/

    • コメントありがとうございます!!お褒めの言葉嬉しいですが、ホームズは本当に褒めすぎです…。ホームズならもう事件の全貌暴いてます。笑

      若狭は純組織の可能性も結構ありそうなんですよね。若狭の所属を考える上でヒントになりそうなのが、実は務武の所属だと思います。務武は17年前に「どうやらとんでもない奴らを敵に回した」と言ってますが、もし若狭がNOCで務武と同じ所属だったなら、とんでもない敵なのはもっと早くからわかってたはず。つまりこの2人は所属が別の可能性が高いので、務武の所属を絞り込むと若狭の所属も限定できるんです。

      この辺りのこともまた折を見て話したいですね!

      •  あんた、コードネームはHiroなんだよな?高明警部から聞いたよ。あの人の弟の名前をな。諸伏ヒロミツ、だったかな?コードネームはスコッチ。警察庁警備局警備企画課の潜入捜査官、だった。あの男の名前をコードネーム化したんだろーが、これ、零君に見られたら相当ヤバいぞ。愚か者の赤井秀一のように、命を狙われるぜ。

  • CARASUMAの意味として考えられるのは二つ。

    ・浅香を派遣した警備会社名がCARASUMA。
    ・CARASUMAから作ったRUMの偽名がASACA。

    浅香が偽名の可能性があるし完全にラム候補から外すのは早くね?

    • コメントありがとうございます!

      説明不足ですみません!省略しちゃったんですが、浅香をラム候補から外すのは、その他の推理も総合して外してる感じです。

      まず、ラムが例の3人の中にいるのは作者が名言してるので確定。もし浅香がラムなら若狭しかいません。ですが、若狭はラムとは思えない描写が多々あります。

      たとえば、灰原の信頼を勝ち取ってること、義眼以外に疑う点のない黒田に猜疑心を持ってること、将棋の駒を握りしめて怒りを見せていること、コナン=新一に気づいてるのでラムと持ってる情報が違うことなどなど…。

      つまり、若狭=浅香、若狭≠ラムとなるので、三段論法でラム≠浅香となります。

      ただ、おっしゃっていただいた羽田のダイイングメッセージが烏丸個人ではなく烏丸グループを指している可能性や、烏丸をもとにした偽名が浅香という可能性は大いにあると思ってます!

      特に後者に関しては、ラムと浅香を足して烏丸になるのが偶然とは思えなかったのと同様、烏丸からラムを引いて浅香、烏丸から浅香を引いてラムになるのもおかしい。この3つは連動した名前の可能性があるので、その場合は先代のラムが若狭とか、浅香が烏丸一族の1人だとか、そういうパターンも含めて考えてます。

      • 返信ありがとう。
        浅香が偽名だと羽田浩司との「本物の」恋人説は消えると思う。
        なぜ偽名を使って交際してたのか…。
        考えられるのは諸星大(赤井秀一)と宮野明美の関係。
        羽田浩司を利用してアマンダヒューズに近づくためが考えられる。
        駒を大事に持ち歩いてるのになぜか握りしめてるのは
        利用した男性に恋心を覚えてしまった複雑な女心な気がする。
        ラムがぬかった=恋心。って言うのもあると思う。

        灰原の信頼を勝ち取ったのも叔母であるメアリーに近づくためとも考えられると思う。
        Time is money には「効率」という面もあるし幼児化した3人が揃うのを待ってるんじゃないかと思うな。一人ずつ消すとか時間も浪費するしリスクも高いし。

        これが私の考える若狭=ラム説ですね。
        何か矛盾点があればご指摘宜しくお願いします。

        • コメントありがとうございます!

          >考えられるのは諸星大(赤井秀一)と宮野明美の関係。
          羽田浩司を利用してアマンダヒューズに近づくためが考えられる。
          駒を大事に持ち歩いてるのになぜか握りしめてるのは
          利用した男性に恋心を覚えてしまった複雑な女心な気がする。

          この辺りの設定はありそうですね! 私も基本的に若狭と羽田は、どちらかが明確な意図を持って近づいたんだと思います。ただ、駒を握りしめてるシーンは明確に黒田へと怒りを向けてる(=普通に考えればラムだと疑ってる)ので、若狭=ラムだったらその理由が気になるところです。

          >灰原の信頼を勝ち取ったのも叔母であるメアリーに近づくためとも考えられると思う。
          Time is money には「効率」という面もあるし幼児化した3人が揃うのを待ってるんじゃないかと思うな。一人ずつ消すとか時間も浪費するしリスクも高いし。

          3人揃うのを待つということは、言い方を変えると3人揃うまで2人を自由にすることでもあるので、組織のやり方とはちょっと違う気がしますね。でも、迂闊にコナンと灰原を消したらメアリーに逃げられる、というリスクは確かにあるかもしれません。

          あとはラム=若狭の場合、安室に新一の調査を命じる理由とか、“せっかち”の意味とかもネックになってくるかな〜と思います。

          • 「せっかち」は羽田浩司殺害事件に関する何かだと思います。

            例えば今回の事件のような男女の関係の縺れ。
            今回の事件の犯人は問答無用に彼氏を刺し殺す相当なせっかちですし。
            若狭=ラム仮定するともしかしたらこの事件と同じようなことが17年前の若狭と羽田の間にあったのかも。

            若狭の時って前にも別れ話がこじれて殺害というのがあったので羽田と若狭は新一と蘭のような純愛では無いんじゃないかと思います。

  • 本当に何度もすみません。昨日送信させて頂いたコメントは届いてますでしょうか?内容は、

    ①若狭先生…荒れた10代で喧嘩三昧だったが、立ち直って「国家所属のネットスパイ」となり、その後、NOCとして黒組織に潜入。(1)若狭と赤井務武は、共に(英国)国家の諜報員だが、所属部署が違うので2人の面識は無い。【追加】(2)若狭は「羽田浩司事件」以後、NOCと気付かれる前に逃亡したため、ベルモットは3人しかNOCを認識していない。
    (1)(2)なら、若狭先生がNOCでも矛盾しないのではないでしょうか。
     
    ②APTX4869の効果…服用時の「ある特定の気圧・温度・湿度等の条件が整った場合(降雨前が多い)のみ」死亡せずに幼児化する。この特定の条件が揃う事は極希であり、服用するとほとんどの場合死亡し、幼児化はめったに起きない。そのため、組織も幼児化に気付いていない。

    でも、若狭先生は純組織かも知れません…。灰原も信頼しているし、個性的な面白いキャラクターなので、根は優しい良い人であって欲しいという私の願望が入りまくった推測です(笑)

    Hiroさんは、この①②をどう思われますか?重複していたらごめんなさい。どちらかは削除して下さいね。ご確認を宜しくお願い致しますm(_ _)m

    • コメント届いてなかったかも?です…。承認漏れだったらごめんなさい!


      おっしゃる通りで、若狭がNOCでも説明がつくパターンはあります。仮に務武=MI6、若狭=GCHQで近い関係の組織だとしても、面識はなかったの一言で済みますよね。そのため、現時点では若狭=NOCともNOCじゃないとも言い切れない感じです。どちらかに何か一押しあれば、真相を断定できそうなんですが…。


      なるほど、気候についてはあまり考えてませんでした!でも、灰原は独房の中で幼児化してるので、屋外で幼児化したコナンとは結構条件が違いそうです。

      いずれにせよ、個人的に若狭は優しい人だと思います。やっぱり灰原の信頼を勝ち取ってるのは大きいし、歩美ちゃんが助かった時の涙も演技ではなさそうなので。私もその願望込みの推測に一票です。笑

  • 再度すみません。
    【1】ラム≠浅香(若狭)について
    ①若狭は、コナン=工藤新一に気づいている。
    ②ラムは、コナン=工藤新一に気づいていない。

    (a)①②より、若狭とラムは、コナン及び工藤新一について持っている情報が異なる。
    (b)その上「ラムのヒント=せっかち」であり、時間を無駄にする事が嫌いなラムが、コナン=工藤新一を知りながら、わざわざ「急げよ!バーボン」と工藤新一の情報を求めるのはおかしい。
     ∴上記(a)(b)より、ラム≠若狭であると考えられる。

    【2】ダイイングメッセージについて
    その1:アルファベットは何を示しているのか?
    (a)carasuma ・・・ ボス・あの方本人 or 烏丸グループ
    (b)rum,asaca ・・・ ASACAとRUMは連動している様に思われる。
    ①rum=asaca ⇒ ラム=浅香=若狭先生となり、【1】と矛盾するので×。
    ②rum≠asaca ⇒ ラムと浅香は同一人物ではなく別人。矛盾がないので○。
    その2:浅香は「carasuma-rum=asaca」からの偽名。「17年前の事件」は、烏丸グループのrumと2人一組で行った仕事なので、この時だけ「浅香」という偽名を使った。

    【3】若狭先生について(トリプルフェイス)
    ①黒組織(実はNOC)の○○。(本名も、組織でのコードネームも不明)
    ②国家所属の暗号解読等のスペシャリスト(初登場回にコナンに暗号解読のヒントを出しているので)。はっきりした機関の名前まではわかりません・・・(笑)。
    ③17年前の仕事を通して「羽田浩司」と知り合い好きになったが、アマンダだけでなく「羽田浩司」まで殺され逃亡。傷心の若狭は、違う立場で「羽田浩司事件」に関わっていた赤井務武に励まされ、現在は黒組織打倒を誓い、赤井ファミリーと協力関係を築いているのだろう。若狭留美も偽名の可能性がある。

    謎に包まれた若狭先生について、今シリーズでどこまで分かるのか楽しみです。
    何回も長文、本当に失礼いたしましたm(_ _)m

  • はじめまして、コメントさせていただきます。
    若狭先生と黒田が対面した時の反応ですが、
    お互いに「本人であるか」を探り合ったのではないかと思いました。
    黒田の顔は看護師のセリフによると、とても変わっているらしいことが分かるので
    若狭は一見して黒田さんのようにに見えるけど組織の者が変装している(組織のスパイである)ことを
    警戒して黒田に探りを入れ、
    一方で若狭が偽名の場合、黒田は記憶に欠損があるのも踏まえて新聞で見た若狭留美について、容姿には
    見覚えがあるが若狭という名の女性は知らないことになり、これまた組織の者による変装(組織のスパイ
    であること)を考慮に入れ、探る目的で接触してきた可能性はあると思いました。

    拙い考察失礼します。

    • コメントありがとうございます!

      なるほど、新しい視点ですね!若狭は黒田を変装ではないかと疑い、黒田は容姿だけ見覚えのある若狭を探ろうと試みた。その場合、若狭と黒田は若狭は将棋の駒を握り締めてることから、黒田をラムだと確信に近いレベルで疑ってることになりそうですね。でなければ、初対面でいきなり怒りを示すのではなく、まずは冷静に探りを入れるはずなので。

      ただ、これだと若狭は本物の黒田を死んだと思ってることになりそうなのが気になりますね。じゃないと、現在の黒田=ラムの変装という仮説は立てられませんから。まあ、独自のルートで情報を仕入れたとか言いようはありますが。あるいは、10年前の黒田がまだ回復していないことを知っている可能性もありますが、それだと現在の黒田は別人で記憶を欠損していないことに。

      あとはこの場合、本物の黒田と若狭は味方同士になりそうなのも疑問として残るかなと。この辺りのストーリーを説明できる根拠を作中に見つけられれば、かなり奥行きのある考察だと思います!

  • お忙しい所、本当に何度もすみません。
    希望的推測(笑)に訂正がありますので、再度送信させて頂きます。

    【2】について
    ①原作のキャンプの回をもう一度読み直してたのですが、灰原・コナンの2人同時に驚いているので「灰原センサー」ではなく、若狭先生が『義眼』という言葉に反応して放った異様な雰囲気(組織の気配ではなく、激しい怒り)に驚いたのではないでしょうか?!これなら、若狭は、黒組織経験無し(NOC・純組織共)で、普通に『荒れた10代で喧嘩三昧→更生→国家所属のネットスパイとなり、アマンダのボディーガードを務めた→その後逃亡』で矛盾はありません。
    ②暗号解析が得意な若狭は、17年前の事件(アマンダのボディガード)時、烏丸グループとラムの情報を入手しており、carasumaのアナグラムから、敢えて「浅香」と名乗った。
     
    上記の①②より、
    a)若狭(浅香)は、『ラム本人、烏丸グループの親戚、黒組織経験』ではない。つまり、ダイイングメッセージのアナグラムに、carasuma,rum,asacaが出てきても、若狭(asaca)は、烏丸グループ関係者ではないと言える。
    b)「ラム」及び「赤井務武」との面識は無い。

    【3】若狭はダブルフェイス
    ①若狭=浅香、若狭≠ラム。
    ②若狭は羽田浩司の恋人だった。現在は赤井ファミリーの協力者であると思います。

    前々回送信の②について
    ・APTX4869服用によって幼児化が起こる条件・・・服用時の気象では無く、DNAに関係がある。
    幼児化したのは → メアリー(叔母)、灰原(姪)、コナンの3人。ここで、工藤(藤峰)有希子は、前髪の巻き毛の特徴から、メアリー・エレーナ姉妹と親戚関係の可能性がある。この場合、コナンもメアリー・灰原と同じDNAを持つ事になるので、3人のみ幼児化した事の説明が出来る。

    以上です。Hiroさんは、【2】【3】②をどう思われますか?お忙しい中、何度も申し訳ありませんが、お返事いただけましたら嬉しいです。どうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m
    それでは、次回コナンとHiroさんの考察を楽しみにしております!

    • コメントありがとうございます!!個人的な見解をお答えしますね。


      ただの殺気なら、組織の気配を示す「ドクン」は書かないかな〜と思います。というより、ミステリーとして禁じ手になっちゃうかなと。青山先生は灰原が黒田に怯えてたシーンでも、後から「顔に怯えてただけ」とフォローを入れてるし、そういうフォローを入れてないのは若狭が組織の気配を放ったから。

      殺気について私の考えを述べると、現在の灰原センサーは弱っており、かつては「組織の人間が近くにいるだけで反応した」のが、現在は「組織の人間が殺気を放つと反応する」ものに変わってるんですよね。沖矢のシーンとか象徴的だと思います。


      烏丸からラムを引いて浅香と名乗り、組織をおびき出そうとしたということですね。いわば、若狭留美という名前のアナグラムと同じことを、17年前にもしてたと。確かにあるかもしれません!

      ただし、それだけだと浅香という名前の人が全員疑われることになってしまうので、何らかの形であらかじめ組織にマークされる必要がありますね。あと、おびき出そうとするとアマンダと羽田もセットで危険になるという点も、若狭の望むところではなさそうな気もします。

      メアリーの巻き髪については、有希子との血縁を示してるならどこかに伏線ありそうですよね。現状だと、さざ波編で対面したときも面識なさげだったので、ノーヒントすぎるかも…って感じです!ただ、巻き髪のキャラって他に全然いないので、一考の余地はありそうです。

  • 1つ気になってるんだけど羽田浩司以外の羽田家が無事な理由。
    少なくとも17年前~10年前までは羽田の両親は存命。
    組織の方針なら他の羽田家も消してると思うんですよね。
    組織が羽田家に手を出さないのは務武がラムで秀吉の夢の為or若狭がラムで恋人の浩司の家を守った。
    からだと思うんですよね。

    脇田がラムだとすると務武=ラム=脇田と思う。

    • お返事遅くなってごめんなさい!コメントありがとうございます。

      ラム=務武だといくつかクリアしないといけない矛盾が出てくると思いますが、羽田家がなんで無事なの?という疑問は完全に同感です。組織の行動原理なら、羽田家が存命なのは裏がありそうに思えます。秀吉も羽田家になったから安全とは到底思えないんですよね…笑

      強いて言えば、務武が家族を安全な日本に送ったということは、当時の組織は日本でやりたい放題できなかったのかも? ただ、ボスは日本人の烏丸なので、日本が一番危険なはずなんですよね。余談ですが、このことから務武は羽田のダイイングメッセージを理解してないと踏んでます。

  • いつも楽しく読んでます。
    たまによく聞くメアリー=浅香説ですが可能性はないかと。浅香=アマンダのボディーガードであるはずなのに羽田家から赤井武務に羽田浩司の事件解明をされた時点でメアリーから何らかのアクションはあるだろうし浅香は事件の全貌は知っているものと思われるので武務が解明に行く必要はない。メアリーに聞けば解決する話。
    メアリー=浅香であるなら事件については知っているし17年前まではイギリスにいたはずなのにアマンダはアメリカと矛盾がでる。

    • いつもご覧いただきありがとうございますー!

      完全に同感です。務武が羽田家に依頼されたことが明かされた時点で、メアリーが浅香である可能性は消えましたね。浅香=若狭はさすがに確定事項と考えて良いと思ってます。

      さらに言えば、この点は若狭=MI6ではない根拠の一つになるので、若狭の正体を考える上でも重要なポイントになりそうです。

      • 仰る通りMI6はないものと思います。
        気になるのが安室が研修で未解決事件として羽田浩司を知り得たこと。公安が絡んでいるのか。
        もし若狭が公安なら小学校に先生として潜り込むことはおそらく可能なことであり年の差を考えると安室が知らなくても当然かと。
        若狭は安室と同じくトリプルフェイス(公安、組織、ボディーガード)だった可能性も。。。

        • コメントありがとうございます!

          おっしゃる通り、公安が羽田事件に絡んでいそうなのは気になりますよね。個人的には、公安と繋がってるのは若狭先生ではなく羽田なのかなと思ったりしてます。ただ、それは羽田が公安メンバーということではなく、黒田の協力者という立場で。

          これについてはいくつか根拠があるんですが、ちょっと怪しかったり伏線の張り方が迂遠すぎる部分もあるので、整理できたらコンテンツにしたいと思います!

  • こんばんは 

    17年前の事件ですが、拙く妄想考察致します。
    アマンダはシンプルに片付いた。
    しかし羽田は傷を負わせてしまった。時間も無い。

    ここからです。なぜAPTXなのか。
    そもそも証拠が残らない毒薬とされた?ものを何故緊急時に使ったのか。このケースは工藤新一のケースに非常に似ています。
    工藤新一は頭を割られ、APTXを飲まされ、幼児化した。
    (血が止まってましたね!私はAPTXは治療薬推しなので)
    彼は頭でしたが、羽田は傷が顔面でした。

    その傷が塞がっている(証拠がなくなる)としたら。
    無理にAPTXを使った理由も説明がつくんですよね…。

    羽田を不測の事態で殺害したとしたら、17年後でも未完成の薬物を何故使わなければならなかったのか。
    そして、何故ダイイングメッセージを残されて、赤井務武の介入を許したのか。

    自分の考えはこうです。
    羽田浩司は乱闘の末ラムに殺されたが、ラムは止めにAPTXを投与した。
    どうしても時間がなく、止めもさせなかったんでしょう。

    ところが、彼はその後蘇生し、ダイイングメッセージを残して死んだ。
    結局、アマンダの部屋の様にキレイにはならず放火をする訳にも行かなかった。
    そして重鎮アマンダが死んだためホテルは厳重に監視され、処理できなかった為に、赤井務武に介入を許してしまったという流れです。

    実験で薬を投与するのが目的だったり、余裕だったとしたら羽田が怪我を負ったり、ラムが負傷した疑惑があったり、ダイイングメッセージをのこされるヘマをするのは矛盾する。
    とすると、証拠を残さない為に「投与せざるを得なかった」
    これがラムの抜かった ころし と見てます

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    子供の頃にベルモットの変装トリックに騙されて以来、生粋のコナンファン。考察は「DEATH NOTE」などにも似た頭脳エンタメだと思います。読み物として面白くなるように「わかりやすさ」と「サプライズ」を大切にしています。本業も物書き。