名探偵コナンの黒幕「あの方」の正体をネタバレ考察。15の伏線から見える2人の候補者とは?【名探偵コナン考察】




6. あの方は日本人

あの方とベルモットは日本語でメールしています。ベルモットはアメリカ人なので、もしあの方が外国人なら英語で会話するのが普通。実際ジョディとは英語で話していましたからね。

「名探偵コナン」は英語の会話も頻出する作品なので、漫画の都合というわけでもないでしょう。ミステリーとしてそういった法則性は一貫させるはず。

また、あの方は慎重居士。メールを盗み見されたときに備えて、本来なら英語で会話してもおかしくありません。なのにあえて日本語で話すのは、それが第一言語だから。

「七つの子」をメールアドレスにしている点からも、日本にルーツを持つ人物なのは間違いないでしょう。

  1. あの方は日本人、または日本にルーツを持つ人物

 

7. ベルモットより年上

あの方「どうやら私はお前を自由にさせ過ぎたようだ。私の元へ帰ってきておくれベルモット」
(名探偵コナン42巻より引用)

あの方のメールの文面。性別は不明ですが、口調からして年上の人物

ここでいう年上とは、シャロン・ヴィンヤードより年上ということ。シャロンは20年前には組織に所属していたため(ジョディの父を殺害)、あの方も当然実年齢を知っているはず。その上で年下として扱っているので、あの方の年齢はシャロンより上だとわかります。

高齢の人物である説がより一層濃厚に。

 

8. ジンからの忠義が厚い

ジン「悪いな…これは先ほどあの方から受けた直々の命令だ…」
(名探偵コナン24巻より引用)

冷徹なあのジンがボスには忠実。なにか義理立てしているのでしょうか。

仮に義理立てしているなら、ジンはかつてネガティブな境遇にいた(孤児だったなど)ということ。あの方はそれに救いの手を差し伸べるような、優しい一面の持ち主なのかもしれません。これは、ベルモットが完全に組織を裏切らず、ボスに対して忠誠を誓っていることからも推測できますね。とはいえ、最初から手駒にすることを見越しての行動かもしれませんが。

 

9. あの方の正体を知っているのは組織内でも一握り

ジェイムズ「ついに組織の幹部の1人、『ジン』という男との仕事に漕ぎつけたんだ…その男さえおさえればボスまで辿り着けると踏んで、我々FBIもその仕事の集合場所に先回りし、身を潜めていたんだが…」
(名探偵コナン57巻より引用)

赤井秀一がライとして組織に潜入していた頃の話。コードネームをもらっているライですら、ボスとは接触できなかったようです。

 

ただし、おそらくメールアドレスはおさえているでしょう。コードネームのなさそうな楠田陸道もメールでのやり取りはしていましたし、なによりボス自身が赤井のことを「銀の弾丸」として恐れている。過去に仕事を命令し、その実力を目の当たりにしたことがあるのでしょう。

となると、FBIはボスのメールアドレスは掴んでいる。そこから身元を割り出し、一網打尽にすることもできそうですが、そうしないのには理由がありそう。身元を辿ってもフェイクの人物が浮かび上がるのか、もしくは正体はわかっても潜伏先がわからないか。慎重居士なあの方のこと、メールアドレスだけでは自分を確保できないような仕掛けを施しているのでしょう。

 

また、ここから見えてくるのは、あの方は常にメールでメンバーに指示を出しているということ。実際に対面したことのあるメンバーは一握りだと思われます。その一人がジンであり、ベルモットであり、ラムなのですね。

 

10. 組織に加入する人物のことは把握している

青山先生「一応、把握していると思うよ(笑)」
(2016年賀状の作者メッセージより引用)

巷では「スパイだらけ」と揶揄されている組織ですが(笑)、加入するメンバーは一応あの方のチェックをパスしている様子。素性を細かく洗うよりも、能力重視の採用基準なのかもしれません。

しかも、スパイの誰一人としてボスに辿り着けていないところを見ると、あの方の警戒網はかなりのもの。内部から辿り着けないように予防線を張っているからこそ、強気の採用ができるのではないでしょうか。

安易に揶揄するよりも、ここはあの方が一枚上手と解釈するべき。

Twitterでもショートな考察を更新中。








7 件のコメント

  • おもしろくてわかりやすくて、夢中で読みふけっちゃいました。

    あの方が光彦になりすましている説の考察もあれば読みたいです。蛍を探しに行くストーリー以降が怪しいように感じています。

    組織の目的、組織メンバーの能力に関する考察なども読みたいです!
    私ではこんなに具体的で多方面から読み解いた考察はできないので…笑。

    これからも楽しみに読ませていただきます。

    • コメントありがとうございますー!お楽しみいただけて嬉しいです。

      光彦説については、可能性は限りなくゼロに近いと思ってます。根拠は色々ありますが、作者にも否定されてますし、何より名探偵コナンという作品におけるタブーかなと。

      探偵団の活躍によって解決した事件は、原作・アニオリ・映画ともに数え切れないほどあり、彼らの行動原理は純粋な子供の正義感として描かれてきました。それを全てなかったことにする(少なくとも歪めてしまう)展開は、「コナン」という国民的コンテンツでは困難ではないでしょうか。良くも悪くも「コナン」はもう作者だけのものではないんですよね。

      あの方の幼児化という意味だと、あり得るとしたら高飛車な女の電話越しに聞こえた猫の声=あの方というパターン。つまり赤ちゃんまで若返ってる展開ですね。歳をとらなくなってしまったあの方のために組織は老化薬を作っている、みたいな。これも色々と矛盾する展開ではあるんですが、どちらかというと光彦説よりは可能性があると思います。

      組織の目的については、エレーナも出てきたことですし、今後さらに考察していきたいと思ってます!楽しみにお待ちいただけたら幸いですー!

  • はじめまして。
    今頃ではありますが、こちらのサイトを知り、感嘆しながら拝読しております。
    まだすべて読めてませんが、説得力があり論理的な思考が素晴らしいと思います!

    今さら過去記事にコメントするのも気が引けたのですが、どうしてもHiro様のご意見を伺いたくて勇気を出してコメントします。

    私も大黒があの方だと思っているのですが、烏丸と大黒には数字の暗号が含まれてはいないでしょうか?

    まず、前提として大黒は(漫画世界では珍しく)読み方が分かりません。ルビが振られていないので。
    名簿の前後の名前を考えると「だいこく」でしょうが、一般社会では「おおぐろ」と読むことも可能です。

    もし「おおぐろ」と読むなら4869のように次のように数字変換できます。
    【0096】
    この数字をアナグラム…というか、スマホを逆さまにしてみるとこうなります。
    【9600】
    この数字を解読します。まず最初の3つ。
    960→く、ろ、お→クロウ→烏
    最後の0は丸に見立てれば
    9600→烏+丸→烏丸

    以上よりこの2人はつながるのではないかな、と思うのです。

    私の周囲にはコナンを語り合える友人がいなくて、上の考えを思いついたものの意見も聞けず、一度ネットに吐き出したこともあるのですが、とんでも考察も添えてたため笑、数字暗号についてはほぼ反応がなく…。
    でもどなたかのご意見が聞きたくて、図々しくもコメントしてしまいました。申し訳ありません。
    あと、もうすでに考え出されているアィディアであるなら、ドヤ顔で語ってしまい、本当に申し訳ないです…。

    なんだかお返事を催促するようなことを書いて申し訳ないですが、無理強いする気は毛頭ありませんので!
    お目通し下さればそれで十分幸せです。

    長々と失礼致しました。

    • こんなに古い記事をご覧いただいてありがとうございます…!この記事の1〜2週間後くらいにあの方の正体が発覚し、記事の寿命が短すぎて複雑な気持ちだった記憶があるので、嬉しいです。笑

      大黒の読み方は、12巻で「大黒(だいこく)ビル」が出てきたので「だいこく」かと思ってました。ですが、その数字に変換する説は面白いですね!

      そもそも烏丸の名前がカラスから来てますし、これなら「烏丸にも大黒にもカラスが入ってる」という状態にできます。むしろそれが「烏丸=大黒」を推理するヒントとも考えられますし、この説が正解の可能性は十分あると思います。

      私はこういう発想力を要求される考察は苦手なので、助かります!!全然図々しくないので、またコメントしてください〜。笑

        • 面白い考察だったので、このタイミングで広めたいな〜と思いまして。ご覧いただけてよかったです!

      • 返信ありがとうございました!
        過去記事にコメントするのは管理者様には負担になるかと送った後で申し訳なく思ったのですが、こうして返信頂けて、本当に嬉しかったです。

        私の考察とも呼べない思いつきに感想頂き、とても感激しました!
        思いついたものの誰とも語り合えず悶々としていたので笑、興味を持って頂けてすごく嬉しかったです!
        正解かは分かりませんが…でも大黒=烏丸なら嬉しいなあ…。

        こちらの考察記事、とても面白いです!
        最初から読み返してふむふむとうなずいております。
        今後も楽しみに待っています^_^

        返信は不要です。お礼を述べたかっただけなので。
        この度はありがとうございました!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    子供の頃にベルモットの変装トリックに騙されて以来、生粋のコナンファン。考察は「DEATH NOTE」などにも似た頭脳エンタメだと思います。読み物として面白くなるように「わかりやすさ」と「サプライズ」を大切にしています。本業も物書き。