烏丸蓮耶を徹底考察!「集められた名探偵」に隠された黄昏の館の真実。烏丸とあの方の知られざる共通点【名探偵コナン考察】

黒の組織のボス・烏丸蓮耶。

長年にわたって読者を翻弄してきた“あの方”の正体だが、まだ謎は解けていない。

この世にいないはずの“亡霊”を追った先に待ち受ける真実とは?

 

そんな特集「大富豪の足跡」では、烏丸蓮耶の初登場した「黄昏の館」事件を徹底考察。

闇に葬られた40年前の真相に迫りつつ、「あの方=烏丸」を示していたシーンも分析します。

 




烏丸蓮耶は慎重居士

「あの方=烏丸」と明かされたものの、140歳を超えているはずの烏丸がどのように存在しているかは不明。もしかしたら「40年前の烏丸と現在の烏丸は別人」という可能性もあります。

そこで考えたいのが、烏丸とあの方の共通点。両者がもし同一人物なら、同じ特徴を持っているはず。

ベルモット「ボスは慎重居士…石橋を叩き過ぎて壊しちゃうタイプだから…」
(名探偵コナン65巻より引用)

40年前の惨劇の中から、その共通点を発見しました。そう、“慎重居士”という共通点です。

 

根拠① 烏丸は惨劇を隠蔽している

白馬「長年隠蔽され続け、噂でしか耳にしなかったあの惨劇の現場に…」
(名探偵コナン30巻より引用)

黄昏の館の惨劇は40年間、隠蔽され続けています。

探偵たちはその理由を「財界に顔の利く名士か、もしくはその一族が現場にいたから」と結論づけていますが、それは犯人側の用意した嘘の情報に基づいた推理。実際に現場へと集められていたのは、暗号を解くための学者たちでした。

 

つまり、惨劇をもみ消せる権力者は烏丸のみ

隠蔽工作に動いたのも、烏丸一派と考えていいでしょう。しかも、白馬ですら調査できないほどの工作なので、烏丸はかなりの慎重居士。

 

千間探偵「その頃は蓮耶も死に絶えて烏丸家は衰退し、館も人手に渡っていたからねぇ…」
(名探偵コナン30巻より引用)

また、千間探偵は「烏丸家は衰退した」と話していますが、そんな状況で40年間も隠蔽できるものなのか。

「40年間隠蔽されてきた」という事実は、「烏丸は衰退していない」ということを示すヒントだったのかもしれませんね。

 

根拠② 口止めに学者たちを次々と殺害

千間探偵「そこには宝の隠し場所を示した暗号の事、父の他にも学者が大勢呼ばれている事…そして死期が迫り業を煮やした烏丸が、見せしめのために学者達を一人ずつ館内で殺し始めた事が書いてあったよ…たとえ宝を見つけても自分は殺されるとね…」
(名探偵コナン30巻より引用)

暗号がなかなか解読されず、業を煮やした烏丸は学者たちを次々と殺害。狙いは「見せしめ」らしいですが、それだけでもなさそうです。

 

なぜなら、千間恭介は手紙の中で、「たとえ宝を見つけても自分は殺される」と語っています。

ただの見せしめなら、宝を見つけた学者まで殺す必要はありません。なのに殺されることを予期しているのは、見せしめ以外の狙いを読み取っているから。

 

シンプルに考えれば、それは「口止め」。学者の命を奪ってでも惨劇を隠蔽したいということでしょう。

これはベルモットのセリフにある「石橋を叩きすぎて壊してしまうタイプ」とも一致慎重すぎて過激な行動に走ってしまう性格を示したシーンと言えそうです。

 

根拠③ 千間恭介の手紙の内容はチェックされていた

また、千間恭介から家族へと送られていた手紙。これも烏丸のチェックを受けていたのは確実です。

千間探偵「その真相がわかったのは父の身代わりにとっておいた最期に送られて来た手紙を明かりにかざした時だったよ…針で手紙に穴を空けびっちり書かれている父の字を見つけたのはね…」
(名探偵コナン30巻より引用)

この手紙には、光にかざすことで文章があぶり出されるトリックが仕掛けられていました。

つまり恭介は、トリックを仕掛けなければならない状況に置かれていた。手紙を逐一チェックされていたのがわかります。

 

ただし、手紙に穴を開ける作業はできるようなので、常に監視されていたわけではなさそう。烏丸が目を光らせていたのは、内部での動きではなく外部への情報漏洩みたいですね。

これも「裏切り者には死」という組織の方針と一致します。

 

以上の根拠を踏まえると、40年前に暗躍していた烏丸蓮耶は“慎重居士”。現在のあの方と同一人物である可能性は高いかも。

 

烏丸蓮耶の死期

次に「烏丸はいつ亡くなったのか」というテーマを考えていきましょう。

もちろん、烏丸は現在も生きている(または別人がなりすましている)と思われますが、表向きはどこかのタイミングで死んだことになっているはず。果たしてそれはいつなのか。

 

作中では、2つの情報が入り乱れています。「99歳で他界した」という情報と、「100歳を超えていた」という情報です。

 

烏丸蓮耶は99歳で死んだことになっている?

「この館に財界の著名人を招いてある集会が開かれたのだよ…99歳で他界した『烏丸蓮耶を偲ぶ会』と銘打ってな…」
(名探偵コナン30巻より引用)

探偵たちに語られた、烏丸にまつわる架空のエピソード。

ですが、「99歳で他界した」という部分だけは、表向きには事実のようにも思えます。

 

なぜなら、小五郎は「烏丸蓮耶」の名前に反応していました。つまり、烏丸の知名度は高い。

小五郎「か、烏丸蓮耶!?」
(名探偵コナン30巻より引用)

もちろん、この小五郎はキッドの変装。しかし、この演技が成り立つのは「烏丸の名前に反応しても誰からも怪しまれない」からこそ。本物の小五郎でも知っているくらいの知名度はあるとわかります。

そして、烏丸に知名度があるなら、迂闊に嘘を作ることはできません。見破られる恐れがありますからね。相手が名探偵の集団なら尚更。

 

ということは、烏丸は99歳で死んだことになっている。

…かと思いきや、さらに考察すると別の可能性も見えてきました。

 

烏丸蓮耶が死んだのは100〜120歳

千間探偵「百歳を超える大富豪が昔、母親から受け継いだ館に財宝が隠されている手掛かりを見つけ…」
(名探偵コナン30巻より引用)

千間探偵の父・恭介は、当時100歳を超える大富豪に雇われており、その正体が烏丸だったことを明かしています。

つまり、前述の通り99歳で死んだことになっているなら、烏丸は「99歳のときに死を偽装した」ことに。

 

ですが、どうやらそれはなさそう。

千間探偵は20年前、烏丸の行方を追い、その死を知りました。もし99歳で死んだ情報をつかんだなら、千間探偵は烏丸が100歳以上だったのを知っているため、死の偽装に気づくはず。

 

しかし、千間探偵は烏丸の死を疑っていません

千間探偵の調査は20年前なので、烏丸の年齢は生きていたら120歳ほど。死の偽装には気づいたものの、先入観から「現在は死んでいる」と考えてしまった、ということでしょうか。

とはいえ、老い先短い99歳の人物が死を偽装するのは、「まだ死なないから」以外に考えられません。千間探偵ほどの推理力の持ち主なら、その仮説は容易に立てられるはず。

 

つまり、烏丸は99歳で死んだことになっていない。

「99歳で他界した」という情報は、千間探偵の作った嘘。実際には、100歳〜120歳のどこかのタイミングで死を偽装したと思われます。

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ABOUTこの記事をかいた人

子供の頃にベルモットの変装トリックに騙されて以来、生粋のコナンファン。考察は「DEATH NOTE」などにも似た頭脳エンタメだと思います。読み物として面白くなるように「わかりやすさ」と「サプライズ」を大切にしています。本業も物書き。