鮮やかな伏線回収とともに姿を現したラム。優作にも劣らない手腕を持つ黒の組織のNo.2は、いかなる目的を遂行しようとしているのか。いや、そもそもその人物は本当にラムなのか。

ラムに関する情報が次々と明かされるFBI連続殺人事件。二転三転する熱戦の渦中で、脇田＝ラムを決定づける最後のピースがついに揃った。この一手は果たして王手になるのだろうか。

黒の組織とFBIの頭脳戦にラムが参戦。映画「純黒の悪夢」以来の“声出し”となるが、今宵も悪夢を見せるのか。その冷静沈着な振る舞いは、“せっかち”よりもむしろ組織を統べる男に似ている。

優作に変装した怪盗キッドが登場。その正体は月下の奇術師の皮を被った魔女かもしれない。だとしても、恐れる必要はないだろう。全ては名探偵が仕組んだショーに過ぎないのだから。

あまりにも大胆不敵な、脇田兼則からコナンへの問い。仮に脇田こそがラムならば、その一言は物語の分水嶺になる。脇田の真意を考察しつつ、2人の探偵に迫る“危険の気配”について見ていきたい。

羽田浩司の父・羽田康晴。いまだ姿を見せないその男の存在感が、にわかに増してきた。資産家であり、おそらく世良真純の言う「パパの友人」でもある彼だが、それ以上の役割もありそうだ。

諸伏景光にこびりつく忌まわしき記憶。その悪夢の一日に、幼い瞳は何を見たのか。また、松田陣平の信念と巧妙に立ち回る伊達航、降谷零の計算。警察学校編の第2話は、緻密な伏線に満ちていた。