名探偵コナン1062話 感想&考察。ラム登場。その性格と口調から伺える正体【サンデー感想】

名探偵コナン1062話「計略の街角」の感想&考察です。

ラムが音声のみで登場しましたね。さらにはジンが「大事の前」と発言するなど、組織編の今後を占いそうな伏線も見られました。

この記事では、

  • ラムの性格
  • ラムの口調
  • キールのNOCバレフラグ
  • 大事の前

など、名探偵コナン1062話から気になったシーンを考察します。

 

ネタバレ注意です。また、こちらはTwitterに掲載した内容を加筆・修正したものになります。 

 




1. ラムは「せっかち」より「慎重居士」

ラム「私の話を聞きなさい…」キャンティ「こ、この声…」ウォッカ「機械で声色を変えてやすが…」
(名探偵コナン1062話より引用)

ついに登場したラムですが、最初に気になったのは組織の仲間に対して声を変えていること

傍受対策なのか、仲間からも実態を掴まれないようにしているのかはわかりませんが、いずれにせよこの行動は「せっかち」より「慎重居士」。

 

安室「ヒントとして君に言えるとしたら…その人物はとてもせっかち…って事ぐらいかな?」
(名探偵コナン1029話より引用)

やはり安室さんのヒントは性格を表しているのではなく、シンプルに脇田兼則のアナグラムを示していると考えて良さそう。「領域外の妹」と同じパターンですね。

 

2. 赤井さんの帽子

赤井「お前が行くなら帽子を…」キャメル「え、遠慮しますよ…」
(名探偵コナン1062話より引用)

赤井さんがキャメルに変装用の帽子を渡すシーン。おそらく偶然ですが、務武さんの帽子とよく似ていますね

ジャケットから取り出しているので、普段から変装用に持ち歩いてるのかなと思いますが、務武さんの遺品だったりしないでしょうか?

 

たとえば、務武さんの死体は見つかってないけど、亡くなったとされる現場に残されていたとか。

すでに務武さんと接触している可能性も少しだけありますね。伏線だったらかなりハイレベルな描写ですが、果たして。

 

3. 大事の前

ジン「ああ…大事の前だ…邪魔なハエ共は1匹でも多く…」
(名探偵コナン1062話より引用)

黒田に続いてジンが「大事の前」発言。

おそらくこの大事は、黒田の備えてる大事と同じもの。だとすると、やはり黒田=ラムとは考えにくいです。

なぜなら黒田は大事に備えて、警察の機能を維持しようとしてるから。つまり、大事を仕掛ける側ではなく迎え撃つ側。

 

組織のメンバーであるジンと同じ言い回しをしてるのは、安室さんをバーボンと呼ぶのと同じ理由かもしれません。

黒田はなんらかの理由で、組織の使う言い回しを真似ているのかなと。

黒田は雪山の山荘事件で高明に連絡する際、わざわざ大和を経由しているので、こちらも傍受対策でしょうか。ないとは思いますが、黒田がラムの影武者で組織に潜入している可能性も。

 

「大事」の内容については改めて考えたいところですが、組織はFBIを1人でも減らそうとしているので、おそらく捜査機関との全面戦争を見越している

これまで隠密性を重視してきた組織ですが、そろそろ表立った動きに出るのかもしれません。

 

4. キールのNOCバレフラグ

赤井「忘れたか?お前は組織に潜入しているCIAの水無怜奈を乗せた車を運転し…彼女を奴らに奪還させた際に爆死したと奴らに思われている…」
(名探偵コナン1062話より引用)

また、キャメルの顔バレがキールにとって危険であることを赤井さんが言及。

わざわざこの設定を引っ張り出したということは、キールのNOCバレの可能性もあるかも。

 

キーパーソンはベルモットですかね。

ベルモットは赤黒クラッシュでキャメルの偽装死の現場に居合わせており、緋色の序章ではジョディに変装してキャメルから情報を引き出している。

つまり、ベルモットはキールがNOCだと気づける状況にある。ベルモットとキールがセットで行動するのは、NOCバレに向けた布石とも考えられます。

 

5. ラムの口調

ラム「待て…私の話を聞きなさい…」
(名探偵コナン1062話より引用)

さらにはラムの口調も判明。映画「純黒の悪夢」での口調と一致していて、女性とも年配の男性とも取れる口調ですね。

一見すると若狭を疑いたくなりますが、黒田は年長者特有の女性口調をたまに使うし、脇田は江戸っ子口調で本来の口調を隠してる。口調からラムの正体を暴けないようになってるのは、巧みな設定だと思います。

 

Twitterでもショートな考察を更新中。








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ABOUTこの記事をかいた人

子供の頃にベルモットの変装トリックに騙されて以来、生粋のコナンファン。考察は「DEATH NOTE」などにも似た頭脳エンタメだと思います。読み物として面白くなるように「わかりやすさ」と「サプライズ」を大切にしています。本業も物書き。