名探偵コナン1063話「闇夜の追跡劇」の感想&考察です。
ラムの実力が垣間見えた回でしたね。また、これから勃発する「大事」は、FBI・CIA・公安・MI6が一挙に集まる大型シリーズになるかもしれません。
この記事では、
- ラムの推理力から導き出される正体
- キールの行動の意図
- ベルモットの意味深なシーン
- これから訪れる「大事」の展開
など、名探偵コナン1063話から気になったシーンを考察します。
1. ラムの推理力
まずは、ラムの推理力について。ラムはFBIの暗号を見て、訓令式とヘボン式の違いから書き手が入れ替わったことを瞬時に看破しました。
優作「いえ…訓令式、ヘボン式…私が事前に気づけたかどうか…しかし向こうにはそれを瞬時に見抜いた誰かが居るという事…」
(名探偵コナン1063話より引用)
正直、ローマ字の違いに違和感を持つのは難しくないので、赤井さんなら余裕で気づけそうですが、優作でも見落としたかもしれないという設定のようです。
となると、ラムの推理力は赤井さん以上。赤井さんの推理力はおそらく安室さんとほぼ同格なので、ラムは組織で最も推理力の高い人物と言えるのではないでしょうか。
推理力という観点でラム候補3人を見ていくと、コナン以上の推理力を発揮しているのは若狭先生。逆に黒田は若狭先生にヒントを与えられている側なので、黒田=ラムの可能性はさらに下がりましたね。
一方で、若狭=ラムだとすると矛盾点が多すぎるので、推理力が未知数の脇田が候補として残ることになりそう。
2. キャメルを撃ったキール
続いて見ていきたいのは、逃走するキャメルをキールが狙撃したシーン。
キールがキャメルの命を奪おうとしたとは考えにくいので、おそらくは狙って腕を撃ち抜いている。となると、キールはキャメルにハンドルを切らせて海に落とすことまで想定していたと考えられます。
NOCとして組織の任務を果たしながら、キャメルに脱出の可能性だけは残す。CIAとしての能力の高さと信念の強さが伺えるシーンですね。
3. 本当なの?コルン…
コルン「俺…今の奴…どこかで見た気がする…」キール「本当なの?コルン…」コルン「ああ…もう一度顔を見たら思い出す…」
(名探偵コナン1063話より引用)
コルンはキャメルについて「もう一度見たら思い出す」と発言。
ストレートに解釈するなら、これは“もう一度見る”展開になるフラグでしょうか。重要な情報を知ったコルンが、カルバドスみたいに退場させられないことを願います(笑)。
また、コルンはキャメルの車が進行方向と逆に停車していることにも気づきました。スナイパーだけあって空間認識や映像記憶には優れている設定なのかもしれません。
4. ベルモットの意味深な「…」
キャンティ「フン!FBIの野郎もザマァないねぇ!」ベルモット「…」
(名探偵コナン1063話より引用)
海に落ちたキャメルを見て、ベルモットは「…」と意味深な反応。ベルモットは緋色の序章でキャメルを罠にかけているので、さすがに思い出したのかもしれません。
コナンを守りたいベルモットとしては、赤井さんの生存やキールの裏切りに気づいても、それを組織に報告するかは微妙なところ。勘づきながらも沈黙を貫いている姿勢が「…」に表れたのかもしれません。
あるいは、メアリーに薬を飲ませたときとシチュエーションが似ているので、その記憶を辿っていた可能性も。
5. 今後の展開
最後に今後の展開についても。
ジェイムズが「彼を救出するのは至難の業」と言っているので、キャメルを助け出す展開になりそうですが、しれっと日常編に戻りそうな雰囲気も(笑)。
後者の場合、組織はキャメルの死体が上がってこないことから生存を疑いそう。
いずれにせよ、今回のFBI連続殺人事件はあくまでも「大事」の前哨戦。
組織がFBIの戦力を減らそうとしていること、公安と思われる黒田が大事に備えていること、ラム編で新たに登場した諜報機関がMI6であること、そしてCIAであるキールのNOCバレフラグ。
以上を踏まえると、これから訪れる「大事」では、すべての機関が一挙に集まる大型シリーズが開幕する可能性もありそうです。
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