名探偵コナン1021話 感想&考察。ついに明かされた景光と高明、警察学校組の謎【サンデー感想】

ついに明かされた景光と諸伏高明、警察学校組に関するさまざまな謎

名探偵コナン1021話は、まさに“激動の回”だったと言えるのではないでしょうか。

一方で、

  • 封筒の染みはなんだったの?
  • 安室があえて伊達を経由して高明に小包を送ったのはなぜ?

などなど、疑問を消化できていない人もいると思います。

今回は、そんな疑問を解消するべく、名探偵コナン1021話「遺品」を考察。ネタバレ注意です!

 




安室があえて伊達を経由し、高明に小包を送った理由

名探偵コナンFile.1021より引用

小包の裏に書かれた「0(ゼロ)」の文字。これにより、小包の差出人は安室であると確定しました。

ですが、高明に小包を送るなら、あえて伊達を経由したのはなんで?と疑問に思った人もいるでしょう。その理由は、安室は伊達にも景光の死を伝えたかったから。

警察学校で常に次席だった伊達なら、高明と同じように「差出人の0=安室」「景光=公安」だと推理することは難しくありません。安室は高明だけでなく、伊達へのメッセージも兼ねて小包を送ったということ。

 

名探偵コナンFile.1021より引用

事実、封筒には開封された形跡があります。これは、伊達が中身を確認した証拠。

名探偵コナン77巻より引用

そう考えると、伊達は「安室=公安」だと気づいている

「自分の力を過信して死んでいるかも」というセリフは、安室が危険な潜入捜査をしていると見越した上での心配。「たまには連絡しろよな!」とメールをしたのも、同様の理由ですね。

 

封筒の文字が滲んでいた理由

次に見ていきたいのが、封筒の染みの正体。これは伊達の涙だと思います。

なぜなら染みがついているのは、「諸伏警部に渡してくれ」と書かれた小さな封筒のみ。外側の大判の封筒には、染みは見受けられません。

つまり、染みは小さな封筒を取り出した後についたということ。

 

名探偵コナンFile.1018より引用

また、よく見ると染みはまばらについています。これは、濡れた原因が「複数の水滴」であることを示している。

親友の死を知った伊達はおそらく、大粒の涙を幾度となく流したのでしょう。そこにはもしかしたら、幼馴染を失った安室への想いも含まれていたかもしれません。

 




スマホにイニシャル「H」をつけた人物

 

名探偵コナンFile.1021より引用

スマホの裏につけられた、独特な「H」の文字。この傷をつけたのは景光と安室、どちらなのか。

これは安室だと思います。理由は簡単で、ひび割れにカモフラージュして傷をつけているから

 

そして、安室が「Hの書き方」に「スマホの持ち主は景光」というメッセージを込めたということは、景光と手紙をやり取りしていた高明だけでなく、伊達もこの書き方を知っている。

つまり、景光は日常的にこの「H」の文字を書いていたのだと予想できます。バンドのサインか何かでしょうか(笑)。

個人的に、このツイートの説もあるかな〜と思ってて。幼少期の景光と安室が「コンビ結成」的なノリで作ったのが、今でも残ってるんじゃないかなあ、とか。

 

伊達のロッカーがゴチャゴチャだった理由

佐藤「放っときたくもなるわよ…捨てりゃいいのに警察学校時代の写真とか物とかがゴッチャリ詰まってて…」
(名探偵コナンFile.1021より引用)

伊達のロッカーは、警察学校時代の思い出の品でゴチャゴチャで、それゆえに死後1年間も放置されていました。なんとも可哀想な話だけど(笑)。

ですが、この描写は、伊達が今も同期たちを大切に想っている証拠

松田や萩原は殉職し、安室と景光は行方知れず。伊達は彼らの想いも背負って、刑事としての職務に従事していたのだと思います。

 

伊達「おまえも気ィつけろよ?刑事といえど命は一つ…そいつの張りどころを間違えるんじゃねーぜ…」
(名探偵コナン77巻より引用)

高木に向けたこのセリフも、仲間を失ってきたからこそのメッセージだったわけですね。

 

高明が景光の死を知っても微笑んでいた理由

最後に考察するのはラストシーン。高明は、景光の死を知っても取り乱すことなく微笑んでいました。なぜか。

もしかしたら高明は、景光が自らスマホを破壊したことを読み取ったのかもしれません。高明ほどの推理力があれば、それを推理することは十分に可能です。

 

名探偵コナンFile.1021より引用

ポイントは、銃弾の入射角。

スマホの弾痕を見れば、真正面から撃たれていることは一目瞭然です。しかし、もし戦闘中に被弾したなら、こんなにキレイに撃たれることはないはず。つまり、スマホは「意図的に破壊されたもの」だと推理できます。

 

そうなると残るのは、「破壊したのは誰か」という問題です。

シンプルに考えるなら、景光または敵対組織のどちらか。とはいえ、敵対組織がスマホを破壊するメリットはなく、むしろ公安への手がかりを失うだけ。よって、答えは「景光本人が破壊した」だと導き出せます。

あるいは高明なら、スマホと心臓が一直線上にある状態で被弾した=景光がスマホと共に自らの心臓を撃った、というところまで読み切っているかもしれません。

 

高明はこの推理によって、景光が家族や仲間を守るためにスマホを破壊して亡くなったことを理解した。

そして、警察官になったことを喜ぶ弟を思い出しながら、「警察官としての使命を全うしたな」と思い、微笑んだのではないでしょうか。

景光「兄さん 今日からオレも警察官だ! Hiro」
(名探偵コナンFile.1021より引用)

 

今回は珍しく、「こうだったらいいな」という願望込みの考察でした。

次回は、「黒田兵衛が長野県警に出向した理由」を考察したいと思います。答えは見えてきましたので。

Twitterでもショートな考察を更新中。








2 件のコメント

  • こんにちは。
    読んでいて、とてもつらい考察でしたが、私も「こうだったらいいな」と思いました。

    弟のスマホを見て微笑む諸伏警部に救われる思いがしました。ここで悲しい顔をしていたら、誰も救われないような気がして。諸伏警部の微笑みは、青山先生から読書への優しさのような気がしました。

    なんとなく思ったのですが、今後、安室さんがスコッチの自決による悲しみや憎しみから立ち直るには、諸伏警部の存在無くしてありえないような気がします。今後、安室や赤井と関わっていく可能性もあるのかな、と思いました。

    • コメントありがとうございます!今回は、いろんな人の背負ってきたものが垣間見えて、ページをめくるのが辛いお話でしたよね〜…。

      安室さんは強い人なので自力で乗り越えられるとも思いますけど、確かに景光の死の悲しみを分かち合えるのは高明だけですね。今後、2人の絡みは期待できそうです!

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    子供の頃にベルモットの変装トリックに騙されて以来、生粋のコナンファン。考察は「DEATH NOTE」などにも似た頭脳エンタメだと思います。読み物として面白くなるように「わかりやすさ」と「サプライズ」を大切にしています。本業も物書き。