若狭留美(若狭先生)を徹底考察!正体は浅香?ラムではない根拠とは?【名探偵コナン考察】




若狭留美の正体は浅香である

さて、若狭先生がラムではないことは判明しましたが、なら本当に浅香なのか。若狭=浅香を示す根拠を見ていきましょう。

根拠1. 浅香は女性である

まず、大前提として浅香は女性です。

「浅香はボディーガードで…女…黒ずくめの組織のNo2のラムだとしたら…灰原が言ってた『女のような男』っていうのは『女だけど中身は男のように強い』って意味か?」
(名探偵コナン90巻より引用)

霊魂探偵・堀田の一件を終えたコナンの推理。ここまではラム=男性、すなわち浅香=男性と考えていたコナンが、浅香=女性、すなわちラム=女性と考えるようになります。

これは、推理の進行を読者に示している描写なので、浅香=女性なのは確定したと解釈していいはず。

 

名探偵コナン89巻より引用

▲そもそも、このビジュアルからして女性。決定的なのはスーツの着こなしで、シャツの襟を外に出すのは女性特有。長髪や腰のシェイプ、手に隠れた胸の膨らみも女性的です。

 

根拠2. 高い武力の持ち主

アマンダ・ヒューズのボディーガードを務めていた浅香。その経歴から、高い武力の持ち主であることがわかります。沖矢も浅香をこのようにプロファイリング。

沖矢「絶えず周囲を警戒し危険な相手なら瞬時に制圧する能力に長けた…『浅香』という名の…まぁ、そうは名乗っていないでしょうけど…」
(名探偵コナン90巻より引用)

そして、若狭先生はその条件にぴったりマッチ。1対3という不利な状況から敵を制圧しています。

「女性」と「高い武力」。この二つの条件をクリアしている浅香の候補者は、若狭留美と領域外の妹だけ。世良や蘭、紅葉などの女子高生グループは年齢的にありえませんからね。

 

根拠3. 領域外の妹=浅香ではない

しかし、領域外の妹はどうやら浅香ではなさそう。

コナン「17年前、もう赤井さんあの羽田浩司の事件にかかわってたの?」赤井「いや…直接かかわっていたのは俺の父だ…」
(名探偵コナン90巻より引用)

コナンに羽田事件との関わりを聞かれ、父親が関わっていたと返す赤井。もし浅香=領域外の妹(メアリー世良)だったなら、「関わっていたのは母親」と答えなければおかしいです。

 

務武「いいか、この先、私はいないものと思え…どうやら私はとんでもない奴らを敵に回してしまったようだ…」
(名探偵コナン92巻より引用)

その赤井務武のセリフ。もし領域外=浅香だったなら、組織を敵に回したのは務武だけでなくメアリーも含まれるため、「私は」ではなく「私たちは(務武とメアリー)」になるはず。つまり、この時点では務武以外の赤井家は組織に関わっていません。

 

また、領域外が「RUM IM ASACA」のアナグラムにおびき出されていないのもポイント。

もし領域外=浅香だったなら、自分の名前を騙る若狭に接触を図ろうとするはず。若狭のニュースを見ていないだけかもしれませんが、黒田と脇田は見ていたけど領域外は見ていなかった、ではご都合主義。若狭と対立する(あるいは黒田のように探り合う)役割を領域外にも与えるなら、ニュースに反応する描写を入れなければアンフェアです。

つまり、領域外は若狭でもなければ、若狭と対立するポジションの人物でもないということ。

 

となると、残る浅香候補は若狭留美ただ一人。若狭=浅香なのが決定的になります。

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8 件のコメント

  • WAKASA RUMI

    ASAKAW IMUR

    逆から読んでも「わかさ るみ」
    トンチが利いてるの意味はコレ?それとも先生のただのお遊びですかね?

  • 京都の烏丸通りと福井の若狭町は側近ですからね。
    若狭=烏丸の側近と解釈できてトンチが利いてる。

    No.2も背番号2→キャッチャー→女房役→ボスの妻
    と解釈できる。

    ちなみにバーボンの時は「探り屋」で私立探偵の安室がバーボンでした。

  • 義眼や眼帯というより目が一つってことが重要

    義眼(隻眼、眼帯)だから、eyesじゃなくeye→AI
    Rumは、ベーカー街みたいな人格もったAIなんじゃないかな

    コナンが指摘してたけど
    karasumaじゃなくcarasumaなのはcomputer の「C」

    ボスも烏丸の人格をもったAI
    七つの子が機械音なのも暗示的

    Rumには手足となる駒が何人もいて
    だから男のような女… 印象が一定ではない

    脇田はたくさんの駒のうちの一人
    彼のコードネームはTime is money

    ラム編はアナグラムが多いのもAIぽい。

    アニメしかみてないけど緋色の最後のアガサの手品で
    【4つとも外れ】or【4つとも当たり】、トリックなんて種を明かせばそんなもんみたいな描写あったから
    Eyesではなくeyeが4人とすると、無理矢理だけど、若狭、黒だ、脇田、キュラソー(?)
    全員、Rumの駒、または、かつて駒だったことがある。現役なのが脇田?

    錯視を扱った毒と幻のデザインも副題がeyeで
    まともに見れない幻、みたいなこと平次がいってた。

  • 95巻で若狭の眼鏡の縁の色が白→黒に変わってくるんだよな。
    ちなみにエレーナは黒縁の眼鏡。

    95巻のエレーナと厚司の会話も気になる。
    エレーナが厚司を烏丸グループに入るように誘導してるようにも見える。
    子供が出来たなら最初に子供のことを話して「家族のため」で済む話し。
    なのに研究施設やらスポンサーやら子供より烏丸グループのことを優先してる。

    本当にエレーナって死んでるんだろうか…?
    そもそもエレーナは烏丸側の人間なのではないかな?
    白鳩製薬から厚司を引き抜く為に結婚したとかさ。

    もしもエレーナが生きてたら6つめの幼児化を知るルートが出来る。

    • 一応、エレーナの死は作者が明言してるので確定ですね。エレーナの性格も「エンジェル」をベースに作られてるので、あえてひねって悪人説を考える理由はないかなと。

      あと、エレーナの死の理由に関しては、実はちゃんと全貌を推理できるように作られてるので、またどこかで記事にします!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    子供の頃にベルモットの変装トリックに騙されて以来、生粋のコナンファン。考察は「DEATH NOTE」などにも似た頭脳エンタメだと思います。読み物として面白くなるように「わかりやすさ」と「サプライズ」を大切にしています。本業も物書き。